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これぞ電信柱の原形

目を閉じて電信柱に手を当てると町中で森林浴ができる!?.....。
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 左の写真は、縄文時代の樹木の化石!?ではない。平成19年1月の今も、雨にも負けず風にも負けず、夏の暑さにも冬の寒さにもへこたれず、重たいトランスを抱えながらも、路地が入り込む町中に聳え立つ現役の木製の電信柱だ。
 しかも、この電信柱が立つ角には、昭和25年の建築基準法制定以前に建てられた木造三階建ての家屋(タバコ屋)が「電信柱には負けないぞ!」とばかりに今も元気だ。
 都市になるほど電線の地中化がどんどん進み景観が一変するが、この一角ばかりは電線が幅を利かせ、電信柱が風景の質感を高める。これはもう文化財的存在だ。
 それにしても、この一角は映画のロケ地さながら「昭和の匂い」プンプンだねぇ。
 時代は刻々と変わるもの。ダンディズムの象徴だった「カサブランカ」の愛煙家H.ボガードのカッコ良さはもう見る影もない。
 新開という歓楽街(尾道市久保2丁目)のど真ん中にあるタバコ屋の看板娘さえ、自動販売機に地位を奪われ、その姿を消してしまった。
 ありとあらゆるところで喫煙家は片隅に追いやられ、やがては自動販売機さえ消え行く運命なのだろう。



 とはいいながら、堂々とくわえタバコで闊歩する女性のカッコ悪さが目に余るこの頃、日本人の美意識が崩れているのだと実感するだ。


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