今回の中国ツアーは、かつては天山山脈のオアシスといわれ、ウイグル語で「美しい牧場」という意味をもつ烏魯木斉から、天山山脈の東端にあり異国情緒漂う砂漠の中のオアシス吐魯番(トルファン)を経て、夜行列車で敦煌へ向かうというルートをとった。ちょうど半年前に西安から敦煌に入る予定が、砂嵐のため、西安滞在を余儀無くされ、敦煌に行けなかった。それでルートを変えての再度のチャレンジというわけだ。
このとき世界はアフガニスタン紛争の真只中で、イスラム圏へ入ることが懸念されていた時期だった。だが、実際にはこの地は世界の緊張とは無縁に、古のロマンを漂わせ、素晴らしく魅力的なところであった。
道路沿いに点在するパオが、モンゴルに近いことを感じさせる。しばらく進むと、やがて鮮やかな黄色が目に飛び込んできた。目を見張る紅葉のポプラ並木だ。
この道を抜け、吾輩たちはやがて標高2,000mにある神秘の湖『天池(テンチ)』に到着した。寒さを堪えながら湖上遊覧を楽しんだ。遠方には、万年雪をたたえる天山山脈の主峰ボグダ峰を望む。
(*アイコンを写真の上に置くと、説明文が出るものもあります。)

写真/左下は、天地にあった公衆トイレの木製ドア。あまりに立派で、おまけに菊の御紋(?)思わずパチリ。写真/右下は突如、道路にあふれた放牧羊にバスは立ち往生。

トルファン(吐魯番)には遠く天山山脈からのカレーズが流れる。カレーズとはペルシャ語で地下水を意味する。この町に住む人々はウイグル族で、手織りの絨毯や葡萄の産地として有名で、果物も豊かだ。

写真/下は西暦460年に高昌王国の都として築かれた高昌故城(こうしょうこじょう)の遺跡。628年頃には西遊記でお馴染みの玄奘三蔵も立ち寄ったと伝えられる。故城は一辺が約1.5kmの四方形で、土を固めて作った城壁に囲まれ、唐の時代には国際商業都市として栄えたという。記念写真に吾輩たちを載せて馬車を引いてくれたロバに感謝を込めてパチリ。
なぜか、この故城には子供たちが大勢いて、カタコトの日本語でお土産を売っていた。



吐魯番盆地の西に、二つの川に挟まれた巨大な高台にある交河故城(こうがこじょう)。この故城入口のお土産屋さんで、サービスに頂いた冷えた西瓜が実に美味しかったニャン。
(2001年10月18日〜23日)







