
どう考えても、これは美術館だねェ。プリミティブ・モアレを訪ねるたびに吾輩は「これは新しい形態の現代美術館だ」と思うのだ。
天井から吊るされた数々の絵ハガキは、尾道を舞台にした写真のモダンアート「ぴーもんがいた!!」の常設展示。
所狭しと並ぶハーブティーは、頭の体操。色彩豊かなパッケージのデザインを見ているだけでも実に面白いのだが、さらにその作品解説が面白い。
「体内に蓄積した毒素を外に追い出したい人」向けの作品デトックスA.M.だとか、「心をあたため、身体も暖めたい時」の作品ハニー・ピーチ・ジンジャー、「忙しいデスクワークを終えた夜に」の作品トゥルー・ブルーベリーなどなど。
ただ鑑賞するだけの人はそれで終わりだが、ハーブティーを買って飲んでみたいと思われる人には、学芸員のさらなる作品解説がことこまく受けられる。
それだけでも興味深いが、精霊「ぴーもん」を捕獲し、飼い主になったひとには、ケータイやデジカメによる特殊撮影の直接指導も受けられる。
アメリカのセレッシャル・シーズニング社のハーブティー、およそ50〜60種類もあるアイテムの効能を熟知している名誉学芸員こと店主の佐藤雅則さんは、今日もパソコンに向かっている。
彼の経歴はこれまた面白い。あの有名な真珠の「ミキモト装身具」で、社長直属のシステム開発部署の地金担当エンジニアにして、ITのプロだった。
そんな彼が尾道に帰ってきたのが1993年。あの頃といえば、尾道の路地に隠れ棲んでいた吾輩が、世の為ヒトの為、自らの由緒正しき素性「路地ニャン公」を明らかにした年に近いんだニャン。
何だかまた寄り道をしたようで、わけが判らなくなってしまった。エーッとそうか、パソコンに向かって彼は何をしているのか?!である。
彼は4つのサイトを持つインターネット・コミュニティ<アパP>の発起人にして、デジタル世界でもっともアナログを極める達人でもあるのだ。ちなみに達人の運営するサイトの一日あたりのアクセス数は100,000回から300,000万回とか。
吾輩のサイトのことを思えば、気が遠くなってしまう....トホホ。









