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ヴィラ 「風の音」(1)

瀬戸内海のど真ん中にある本格リゾートとは....。
ヴィラ 「風の音」(1)
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 地中海の素晴らしさは世界中に知られているが、3,000余りの島々が織り成す瀬戸内海の絶景は未だ世界に知られていない、いわば瀬戸内海は日本国内にある未知の楽園の一つと言って良いだろう。
 日本画家の東山魁夷はその美しさに魅了された一人だけれど、おおよそ誰もが瀬戸内海を目の当たりにすると、思わずその美しさにため息を漏らすことを吾輩は知っている。
 そんな美しい瀬戸内海ではあるのだが、不思議なことに多くの日本人は瀬戸内海の魅力をまだまだ知らない。その原因をつらつら考えると、クルージングなど海を楽しむ人口が全体としてまだまだ少数派であること、さらにリゾートというものに日本人気質が馴染まないということではないのかと吾輩は思っているのだが...。
 日本人が抱くリゾートとは、焼酎「いいちこ」のポスターのコピー「リゾートとは何もしないこと」とは理解されていない。リゾートとは仕事以外の何かをする時間だと思っているのではないか。まだまだ働き蜂の気質が失われていないようだ。美しい風景の中に身を委ねるためにだけ、行動を起す現代人はマイナーなのだ。


 といいながら、吾輩は猫であるにもかかわらず、二十日鼠のようにジッとしては居られない性分で...。ところが、一度でもヴィラ「風の音」を訪れると、その性癖もガラッと変わるのではないかと思うのである。
 瀬戸内海のど真ん中、愛媛県は豊島(とよしま)という人口1人の小さな島にそのヴィラ「風の音」(写真/左)はある。
 出迎えを依頼すると、尾道と鞆の浦の港にゆったりとした大きなクルーザー(写真/上)がヴィラのスタッフと共にやって来る。
 このときから、お客はすべて孤島の別荘のオーナー気分だ。20ノットのスピードで約40分間、ゆっくり瀬戸内のクルージングを楽しみながら、目的地に向かうのだ。
 それではここらで曇り空での瀬戸内海クルージングを味わっていただくことにしよう。(晴れ渡った日のクルージングの醍醐味は御想像にお任せする。)


 やがてクルーザーは目的地、豊島の桟橋に近づいて行く。桟橋にはすでに「ヴィラ風の音」のスタッフが笑顔で吾輩たちを迎えに来ている。島の斜面には4棟のヴィラとフロント・ロビーにレストランのある1棟が目に入ってきた。
 

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