久保田さんのチェンバロに出会ったのは、今から9年前の1998年の秋だったか。鍵盤楽器奏者の武久源造さんの演奏を通じてのことだった。
久保田さんと武久源造さんが出会ったのは、武久さんがまだ東京芸術大学の学生だったころだと聞いていた。
吾輩が武久源造さんを初めて尾道に招いたのが1995年だから、もう12年のおつき合いということか。それから3年後に武久源造さんの奏でるチェンバロの音色の美しさを知り、その楽器製作者の久保田さんに初めてお会いしたのだと記憶している。
チェンバロは実にナイーブな楽器なので、耳を研ぎ澄ませ、心で聴き入るのが相応しい。中でも武久源造、久保田彰の両氏によるコラボレーション(演奏中に反響版の開閉を久保田さんが操作する)による演奏法は、なかなか実現できないが、幸運にもその演奏を聴いたものには忘れ難い印象を心に刻むことになるだろう。
ともかくも、下手な語りより、単にこの工房の風景をお見せする方がよぽどリアリティがあるのではと、一応久保田さんの了解を得て、吾輩はデジカメ撮影を楽しんだ。しかし、このなかには、ひょっとして、企業秘密漏洩の心配がある映像があるかも知れないニャン。?!










