そんなところだから、結構吾輩は隅から隅までずずずいと知ってはいるのだが、今回はちょっと変わった倉敷観光をご紹介しよう。
といっても特別なことではない。ただ目玉をきょろきょろ上下左右に動かしながら、鼻をぴくぴく、あらゆるものに好奇の心をもって歩くのだ。
まず、倉敷紡績の工場跡を改造した「アイビースクエアー」の門の前を通りすぎ、とある喫茶店を通りすぎ、ずんずん道なりに進んでゆくと左手に瀟洒な平屋の和風住宅が目に止まる。その家の前を左に曲がると、ナマコ壁が続く旧道に入るのだ。
この道沿線には魅力ある家並みが続く。蕎麦の「さくら」に「森田酒造場」「焼鳥屋高田屋」に「吉井旅館」「ジャズ喫茶アヴェニュウ」などなど。そんな中に、面白い物件(写真/下)を探し当てた。一軒の町家の白壁に「蛇!」だ。しかも左右両端に。どうやら家の守神(?)か。
だが、よーく見ると右は本当に蛇なのか(?)。見れば見るほど不思議な形をした生き物だ。吾輩には痩せた猫にも見えるし...。その後ろには、ウ○コかと思ったが、どうやらとぐろを巻いた蛇のようなのだ。(下の写真の上にアイコンを置くと説明文が出ます。)

これはもう半端じゃないね。蔦の無精髭を野放しにした家という感じの喫茶「エルグレコ」。これだけ青青としているということは、何か精気を吸い取れそうで...。

まだまだ興味ある物件は沢山ありますぞ。左の写真、上から美観地区の物件その(1)。この地区を「抽象的に表現したらこんな印象」というような三種類の居並ぶ壁。物件その(2)、とある観光ガイド本に「日本で最初に珈琲館という言葉を使った店」という紹介文があった店先の、クリムト風の気になる影。
左下の二枚の写真は、旧道付近の物件だ。一つは「板壁に目あり」でしっかりと行き交う人を観察するという世にも珍しい板塀。もう一つの物件は、これぞ「倉敷美」というさり気ない設え。普通の民家でもほんもの志向の美意識を持っているゾ、と否応なしに格調の高さを見せ付けられるんだニャン。










