「八勝館」のパンフレットに語られていた「和」の料理の極意には、吾輩も感心した。良いものは誰彼となくすぐにでも教えたい吾輩の性癖。懐石料理の味をお伝えすることは、文才のない吾輩には到底、不可能であるから、その極意をご紹介することでご勘弁いただきたい。
『「和」の料理のこころがけは、五味の調和。
甘、酸、辛、苦、そして鹹(かん:塩辛さ)の五種の味を調和させること。どれが勝つのでもなく、しっとりとした落ちつきを。
さらに味をつくりすぎず、素材の持ち味を生かすこと、これを淡味という。この六味が、懐石の要諦。』
案内されるまま、通された「御幸の間」に座り、まず出て来たのが、写真(左/下)の茶菓子と抹茶。その後はお膳がひとつづつ配置され、下のような料理が次々と膳に運ばれてきた。その合間、例によって吾輩は美酒に酔い、すべての料理をデジカメで撮ったつもりだが、正直なところあまり自信がない。









