結果よければ総べて良しで、百間先生の「阿房列車」ならぬ「阿房飛行機」ではないか?!、とひとり納得する吾輩である。
ということで、これを台湾最後のレポートとし、ダイエットツアーの章を終えたいと思っている。
ロンドンのバッキンガム宮殿で観たエリザベス女王陛下の近衛騎馬兵の交代式もそうだったが、『忠烈祠』(ツォンリエツゥー)の衛兵交代式でも同じことを考えた。「よくもあんなにジッ〜として居られるものだ。吾輩なんぞ、1分もあんな真似はできないなぁ。」
獲物に向かって抜き足差し足の鋭敏な野良猫と違って、上げ膳据え膳のセレブの吾輩は、日頃の贅沢がたたってか、衛兵を真似てちょっと直立不動を試みたものの、あっちへグラグラ、こっちへグラグラ..。
『忠烈祠』は、辛亥革命や戦争などで犠牲となった数十万の将兵が祀られた霊廟である。
この霊廟で、国家の威信を掛けたパフォーマンスを演じる衛兵は、もちろん、どこの国でも軍隊の中の容姿端麗のエリートたちだ。ここ『忠烈祠』で毎時ちょうどに行われる衛兵交代式にも、大勢の観光客が群がっていく。
もしもの万が一、これはホンモノの人間なのかと、ついつい触ってみたくなる気持ちを押さえることができなかったとしたら?! と考えていたら、眼光鋭く周囲を見張る上下黒尽くめの軍人と思しき恐そうな人が目に入った。「大変だろうなぁ...。止めとこッ!」

獣道ならぬ衛兵交代道がクッキリと擦り込まれている。それにしても、この道が何足の靴底を擦り減らさせたのかな。この道を歩けば、きっとトップモデルの歩行訓練に最適?!だと吾輩は思うのだが...。

こちら(写真/下)も台北を訪れる観光客必見の場所である。『中正紀念堂』(ツォンツゥンチィニィエンタン)と何とも舌を噛むような、といいながら日本と大変縁の深い故蒋介石総統を偲ぶためにつくられた巨大な建築物だ。
この敷地の広さといい、この建物の巨大さといったら吾輩の舌も巻かれてしまいそうだニャン。
ここでも機械仕掛けの人形のように、衛兵の一糸乱れぬ直立不動の精神力には感服した次第だ。










