これには、裏話があるのだ。おっちょこちょいの吾輩を暴露するだけに、いささか気が引けて路地裏に駆け込みたくなるのだが、公明正大、清廉潔白なもう一人の吾輩が居て、敢えて公表させて頂くことにした。
台湾のダイエットツアー(1)で報告したように、吾輩は病を日本から台北に持込んでしまった。その影響で、呑まず喰わずの2泊3日の台北ツアーは、結果として絶大なダイエット効果をもたらした筈であった。実際、洗顔のとき、鏡に写し出された吾輩の頬の落ち込みといったら...。
グッタリして日本の我が家にたどりつき、「ところで何キロ痩せたのかなぁ..」と体重計に乗ったところ、「へぇ、5kgも減った!!?」。
翌日、掛かり付けの病院に行き、先生「体重を計りましょう」、吾輩「先生、5kgも痩せちゃって...」、先生「減ってないゾ。5kgも減ったら大変だよ。2kgじゃないか。」、吾輩「アレ?!」
よ〜く考えたら、昨晩の残像が蘇ってきた。そういえば、スイッチを入れて、「0」になる前に体重計に乗ったような記憶が....。
それにしても、病を抱えながらの吾輩は、読者のために、何とか写真だけは撮ってきたのだ。「自分を誉めてやりたい」とは云わないが、台北で病に臥せって何もせず、「帰って参りました」では、オスが廃る!ではないか。
まっ、実のところそんなに良い写真ではなく、台北に居たという証になればと、謙虚にご披露させていただきます。
写真(左/上)は、故宮博物院の正門。写真(左/中)は2007年1月現在、世界で一番のノッポビル、508メートル・101階の「台北101」。写真(左/下)は台北最古の仏教と道教が同居する寺廟「龍山寺(ロンサンスゥ)」の山門だ。
北京の故宮が連想されるためか、台湾の故宮博物院は思ったより、ずっと近代的な建築物で、ある意味拍子抜けであった。しかし、収納されている展示品は、筆舌尽し難く、人間業とは思えぬ余りの凄さに開いた口が塞がらないといったところだ。
入口には、阿吽の狛犬かとみまがう2頭の獅子が居た。雌は左足で赤ん坊を踏み付けている!と思ったら、そうではなくて守っている(子宝祈願)のだそうで、雄はサッカーボールのような球体を右足で押さえている。これは財を司る獅子のようだ。

台北を走っていて目に着くのは、やはり圓山大飯店と聳え立つ台北101(台北国際金融ビル)のノッポビルだ。
508mのてっぺんまで上がってみたいところだが、89階(382m)の展望台までしか上がれなかった。(内心ホッとしているのだ。実はニャン公のクセにと云われそうだが、高所恐怖症なのだ、吾輩は....。)
それにしても5階から89階まで、1010m/分のスピードで、たった30秒あまりで一気に昇りつめるエレベーターは全く快適で、やっぱり日本製だった。
展望台では台北のパノラマが拡がり、高所恐怖症である筈の吾輩は全く不安感がない。何故なんだろうか、と考えてみた。
その昔、日本で初めて超高層ビルが新宿にできたときに昇った感覚と全く違うのだ。あのときは、風によるビルの揺れと音が吾輩の恐怖をあおったように記憶している。
台北101の展望台は、全く揺るぎもしない。どうしてか、と思っていたら、その理由が分った。直径5.5m総重量660トンの風よけ球形アンカー(写真/下)がぶら下がっているのだ。これが揺れを吸収するらしい。

台湾の人々は信仰心の篤い方が多い。龍山寺を訪ねる観光客にも無料で長〜い線香とパンフレットが与えられる。
参拝は、線香を持った両手を額から20cmくらいのところに止めて三回おじぎをして祈願するのが作法で、効果満点とか。
参拝者が多く、山のようなお供物はどうなるのかと、貧乏性の吾輩の心配を察知したのか、ガイドが説明し始めた。どうやらお供物を持参し、お祈りをして、再び持ち帰るのが流儀のようだ。










