中国、東晋・宋の詩人陶淵明 (365-427)は、職を辞し故郷に帰り、酒と菊を愛し、自適の生活を送ったというが、この尾道こそ、まさに彼の云う桃源郷だと吾輩は思っている。
吾輩もここ尾道でいつかは酒と牡丹を愛でながら、悠々自適、ぶらりぶらりの日々を夢見ているのだニャン。もちろん、転ぶことはあっても、漱石先生宅に棲む吾が祖先のように瓶に落ちるへまはする筈もない。
と、いいながらまたまた横道にそれてしまった。ついつい駄弁のくせが出て...。
さて、桃源郷であるという論拠のその一つ、4月初旬から5月初旬の天寧寺のお庭は実に美しい。白木蓮、枝垂れ桜、牡丹と時を追って咲き誇る境内には、ため息が出るばかりだ。澄み切った空の青さと背後には大宝山の新緑、その中腹に聳える海雲塔や朱色の千光寺が絶妙な風景を構成するのだ。
どういう訳か、今年(2006年)の吾輩はバタバタしどうしで、枝垂れ桜も見逃してしまった。トホホ....。









