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尾道の巨大なジャスミナム

純白の花が天に向かって伸びる伸びる...。
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 いつの間にか記憶の中から消えていたジャスミナム。それは西郷寺の参道沿いの、とある民家の入口あたりに生えていた。
 確か5月頃だったか、気になって気になって、ついに撮ったというような写真であったが、てっきり無くしてしまったものと思い込み、しばらく悔やんでいた。
 パソコンに向かって、無い智恵を絞って時間を掛けて書き綴った文章を過って消してしまったときの、あの悔しい思い。たった一つのボタンを押したばっかりに....。
 悔やんでいたが、悔やみきれず、このままずっと悔やんでも、これはまた辛いものだと思ったら、切換えができた。まっ、あと一年待てばいいではないか。来年の今時分に、また美しい純白の花を咲かしてくれるだろう。そう思うと気が楽になり、ジャスミナムは記憶の中から外へ出た。

 それが突然、吾輩の前にその姿を現わした。思いもよらぬホルダーの中に紛れ込んでいた。これには感動したね。よっ、生きていたのかっていう再会の喜びで吾輩の顔は思わずニンマリ。

 随分と脇道を歩いてしまったが、それだけの前置きがあってもよい物件だと吾輩は思うのだ。この植物は原産が中国で、何でも昭和50年代にオーストラリアから日本に入ってきたそうな。それにしても、どうですか、このボリュームと一面の純白の花たちは。
 二階建ての屋根も越え、今度は電線を伝わってどこへ行くのかなぁ。

 

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