長江二丁目の坂(西國寺山の西斜面)を下っていて、ド〜ンと目に飛び込んできた。「アレは何だ!」.... 凄いものを発見したという、久しぶりの手応えだった。
吾輩にとって、今年初めての本格的な町歩きで、面白物件に出会えた喜びは実に大きい。
それにしても、植物が家を呑込んでいく光景は古い町ではよく見かけるけれど、これは家が植物を呑込んでいるのだ。呑込まれた植物は、辛うじて隙間から外界に顔を出している?!
何の植物かと思っていたら、タイミングよく同伴のランドスケープデザイナーが「これは金木犀だね。」
「あの魅惑の芳香を放つ金木犀、ハハァ、家中にあの香りを取込もうという戦略か。寝ても覚めても金木犀の香り漂う家だなんて、これはもうシャングリラの世界だねぇ。」と、感心しながら道を下り、振り返ってみたら、謎が解けた!
吾輩の推測では、まずはここに金木犀の生い茂る庭があった。その後、庭を潰して敷地いっぱいに倉庫を建てようと計画した。計画したはいいが、生き物を抜くのは可哀想だと、心優しい家主はわざわざ金木犀専用の窓を作ったのだ。吾輩の推測の論理的根拠である増築の証(写真下)が物語っていた。これは、まさしく「箱入り金木犀」と呼ぶにふさわしい。
やっぱり、尾道人は優しいねぇ。









