伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、天照大皇神(あまてらすおおみかみ)、須佐之男命(すさのおのみこと)、吉備津彦命(きびつひこのみこと)を祭祀する 艮神社は、尾道最古の氏神で、大同元年(806年)の建立と伝えられる。大同元年といえば、平安時代の初期にあたり、尾道が公認の港として歴史に登場する以前の話である。
本殿の左奥には大きな岩が立ち、背後の大宝山(千光寺山)を見上げると、本殿の延長線上に烏帽子岩(別名玉の岩)が視野に入る。この岩が艮神社の岩座(いわくら)であったという説もあるだ。どうやら艮神社と千光寺の玉の岩には深い繋がりがあるようだ。(*「いわ」は堅固の意 神の御座所。自然の巨石をさす場合が多い。)

この神社の境内右手には、古から今日まで、およそ900余年というとてつもなく長〜い時間(とき)を生き、今もかくしゃくした勇姿を見せる大楠が枝を思うがままに伸ばして空を覆っている。幹の太さは大の大人が手を広げても5〜6人はいるだろうと吾輩は思うのだが..。ただただ、その存在の大きさには驚くばかりだ。
その全容をお見せしたいが、余りにも大き過ぎ、カメラに収まらない。収まらないので、地上から上空まであらゆる角度から撮影し、全容を想像いただくことにした。









