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料理は五感で味わうもの。その言葉を実感できるのがロセアンだ。

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ロセアン/Locean


ロセアン/Locean

知られざる「至福の場所」

日本で一番人気のある温泉地・湯布院。その中にあって、吾輩お気に入りの場所が亀の井別荘の「天井桟敷(てんじょうさじき)」と山荘無量塔(むらた)の「タンズ・バー」だ。賛美歌の流れる「天井桟敷」で「モン・ユフ」を味わいながら、窓ガラス越しにそよ風に揺れる木々のざわめきを感じる豊かさ、ウェスタン・エレクトリック社製のスピーカーから流れる音色に耳を傾け、お茶を楽しみ至福のときを過ごす「タンズ・バー」、尾道にもこんな豊かな空間があれば、と常々思っていたのだが...。
尾道の隅々を知っていると自負していた吾輩ではあったが、お恥ずかしい話、こんな身近なところに「至福の場所」があったのを今まで知らなかったのだ。ロセアン/Locean

尾道の深みと豊かさを象徴する「なかた美術館」

山陽本線尾道駅と山陽新幹線新尾道駅を結ぶ通称、桜土手といわれる184号線沿いを流れる栗原川の西岸にある「なかた美術館」。この美術館はナカタ・マックコーポレーションという会社の本社ビルの中にあるのだが、美術館の中の一角に会社があるのではというほど建物の大半を美術館が占めている。
この美術館、尾道のような小さな地方都市にあって、驚くような絵画コレクションがあることはあまり知られていない。ピカソ、ルオー、ルノアール、コロー、デュフィ、ブラマンク、といった近代の巨匠たち。レオナール・フジタ(藤田嗣治)、ユトリロ、キスリング、ヴァン・ドンゲン、マリー・ローランサンなどエコールドパリの作家たち。またフランスの現代作家ポール・アイズピリの油絵のコレクションは日本でも屈指だ。もちろん日本を代表する梅原龍三郎、中川一政、林 武、須田国太郎、三岸節子らの作品群、そして色彩の魔術師といわれた尾道名誉市民の小林和作の作品も観ることができる。

ロセアンというフレンチ・レストラン

なかた美術館の中にあって、裏山の斜面を使った回遊式の日本庭園を持つレストランが「ロセアン」だ。瀬戸内から直送される豊富な海の幸、県北の新鮮な野菜やハーブを素材に、フランス料理を味わえる。
なかでも価格的にお手軽で女性に人気のある特製カレーセットのランチは、おすすめメニューだ。カレーにはシーフード/牛テール/ 彩り野菜/カツカレーの4種類があり、前菜のサラダとコーヒー/紅茶/ハーブティーが付いていて、オプションのデザートを注文されると良い。時間と余裕のある方には、昼のコース料理もオーダーできる。ロセアン/Locean

ゴージャスに過ごすには、ライトアップされた幻想的な庭を眺めながらのディナーもいいねぇ。店内に流れるチェンバロの音色に心を和ませ、ワインを注ぎながら語らい、五感で味わう至福の時間は、忘れ得ぬ「思い出」を演出してくれるだろう。(2006年2月)
ちなみにレストランと美術館の間に置かれている、日本屈指のチェンバロ製作家・久保田 彰さんの美しいチェンバロも見逃せない。

Tea time 10:00〜11:30
Lunch time 11:30〜14:00 L.O
Afternoon tea 14:00〜16:30
Dinner time 17:30〜20:00 L.O
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日の火曜日)
尾道市潮見町6-11 専用駐車場あり
TEL 0848-20-1220
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