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行ってみたかった「六花亭五稜郭店」は、さすが想像通りのまるで美術館

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函館ひとり旅3/HakodateTravelingAlone3


函館ひとり旅3/HakodateTravelingAlone3
五稜郭タワーから、次に行く場所は確認できた。五稜郭を後にして、向かったのは「六花亭五稜郭店」だ。吾輩の手元には函館の地図もなく、所在地の住所も知らなかったが、なぜ、初めて訪ねる店の場所が判ったのか。それは内緒にしておこう。(*この頃、まだ吾輩はスマホを持ていなかった。)
歩くこと4〜5分、多分このお店ではないか、という場所に来た。入口はまるで美術館だ。「六花亭」の野外看板は見えない。六花亭らしく、細長い坂道の奥にやっと「六花亭」の看板があり、その下には犬が吾輩を迎えて座っている。店内に入ると、正面には大きな一枚ガラスがはめ込まれており、桜の老木と五稜郭が目に飛び込んで来る。右手の壁面には、作家・板東 優が、巨大な手すきの和紙(400cm×1200cm)に、目前の桜の老木を墨汁で描ききった絵が飾られている。
6月の北海道だというのに、外は異例の夏の暑さだ。まずは喫茶コーナーに座った。メニューを見ると「プレミアム25」という文字が目に止まった。これで行こう!函館ひとり旅3/HakodateTravelingAlone3

セレクトは正解だった。じっくりと2時間30分もかけて焼かれたチーズケーキに生クリームが掛かっていて、見ただけで美味しさが伝わってくる。価格もも確か2〜300円くらいだったか。コーヒーはセルフサービスだが、その味の良さとともに無料だと知って、さすが「六花亭!!」と感心しきりだ。ポケットマネーで買える価格でおいしいお菓子をつくり、心からのおもてなしをさりげなく、そんな六花亭の凄さに改めて感服です。
夕刻までの計画は、すべて終えた。さて、シャトルバスで函館駅に帰り、ホテルのチェックインでもするかと、一旦五稜郭タワーのシャトルバスの停留所に行ってみたが、「エエッ!! バスはもう走っていない?!」。
タクシーに乗ろうかとも思ったが、「いやバスに乗ろう!」と、駅に通じる道だと決め込んで幅広の道路をトコトコ歩き始めた。バス停で待つのも暑いし、もう少し歩くかと陰を選んで反対の歩道に渡り、さらに14〜15分は歩いたろうか。十字路の交差点に差し掛かり、路面電車を発見!! 電車に乗ろうと思ったが、さてさて、どこの乗り場に行けばよいのかは分からない。通りすがりの女性に尋ね、駅行きの乗り場を教えてもらった。
函館駅行きの路面電車は、吾輩が思っていた方向とはまったく違った方向に走って行く。吾輩の方向感覚も大したものだと苦笑しながら、こんどは電車に乗っている乗客を観察し始めた。知らない町での世態観察、これは実に面白い。
車窓に流れる函館の町並みを眺めながら、路面電車に乗降する乗客観察をして楽しんでいたら、いつの間にやら函館駅前に着いた。早速、駅舎のロッカーからトランクを取り出し、路線バスを利用してホテルに向かった。バス停からホテルラビスタ函館ベイまでは、徒歩で5〜60m、トランクを道連れに一夜の宿に漸くチェックインだ。
部屋の鍵をもらい、部屋に入り窓辺から外を眺めると、これはベッドに横になったまま、夕暮れの倉庫群と海が一望できるというベストポジションだ。夕食をホテルに隣接する回転寿し屋で簡単に済ませ、箱館山夜景ツアーのバスが迎えに来るのをホテルの部屋で待った。(2013年6月)
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