かわぐちかいじ
小学館第51回漫画賞受賞祝賀会報告
2006年4月20日午後6時30分から約2時間、かわぐちかいじ氏が、作品『太陽の黙示録』により受賞した小学館漫画賞の祝賀会が尾道のホテルで盛大に行われた。彼のファンや幼馴染みの小学校、高校時代の同級生たち、いわゆる尾道経済界の名士たち等々、総勢250名が集い、業績を讃え祝福した。
写真/上では、弟・川口協治氏と一緒に、過ぎ去った思い出を語り合っている。
写真/中は、祝賀会を終えて小学校の幼馴染みに囲まれての記念撮影。かいじ氏の優しさが同級生たちを引付けるのだろうか。彼等は実に仲がいい。この後すぐに待機していた高校時代の同級生たちもパチリ。
写真/下の漫画は、かわぐちかいじ氏が講談社ではじめて受賞した『アクター』の初版本で、講談社が東京から持ち込んだもの。
第51回小学館漫画賞の受賞に際して、彼は次のようなコメントを残している。
『最高の褒め言葉です。』
「机に向かってカリカリ描くしか能のない漫画家ですから、私は妄想のかたまりです。自己評価は底なし沼に落ち込んだり、宇宙の果てまで上がったりと乱高下し、常に客観評価とのギャップを埋めようと四苦八苦します。
他人に認められることを求める前に、まず自分の満足を、と言い聞かせてはいますが、空念仏のようで落ち着きません。そんな私は何よりも褒められることが大好きです。
褒め言葉といえば、賞ほど最高のものはありません。今回、この賞をいただけて本当に嬉しいです。
風呂敷を広げられるだけ広げたような作品ですが、広げっ放しで投げるなよ、という励ましの言葉のようにも感じます。
今後は、読者の方に「面白いね」と、もっと褒められるよう精進いたします。
ありがとうございました。」
かわぐちかいじ