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しみず食堂

優しいねぇ。尾道にこんなところもまだあったのだ!
しみず食堂
しみず食堂
しみず食堂

 かつて、と云ってもしまなみ海道開通の1998年まで土堂海岸に終戦直後に建てられたバラック建築のマ−ケットがあった。このマーケットは日本の中のアジアを感じる場所で、全国に多くのファンを持っていた。
 しかしながら、その存在意義が理解されぬまま、「不法建築物は排除する」という短絡的な発想と、4〜50年昔に考案された道路拡張計画を現代的に再評価することもなく実行し、マーケットはあっさり壊されてしまった。
 そんなわけで、今では土堂海岸通りは、どこにでもある味気ない新しい通りとなってしまった。崩れかけていた曲がり雁木と、その上に建つあのバラック建築物は一つの歴史遺産であったのだが...。歴史を生かしたまちづくりの手法は残念ながら生かされなかった。

 そんなマーケットの真ん中に「しみず食堂」があった。ほとんどの店が廃業するなかで、兎にも角にも存続させる道を「しみず食堂」は選択した。その後、海からは遠ざかり、建物に囲まれた駐車場の中での営業を1年半も余儀無くされたのだ。

 戦後間もなくの開業以来、半世紀も続いたこの店の創業者は清水ウメノ(1913〜2007)さん。(写真/上は陳列ケースに並べられた今は懐かしい尾道の家庭料理、煮魚、焼き魚と巻寿司)
 そんな「しみず食堂」の顔ともいうべき、ウメノさんと看板娘のミエちゃん(美江子さん)の二人三脚も、今ではミエちゃんとご主人の実(みのる)さんペアに代わった。(写真/中)
 ご主人は海の男だったが、しまなみ海道開通により仕事を奪われ、この店を仕事場に選んだのだ。

 ウメノさんの料理の味付けを引き継ぎながら、有名人もそうでない人にも、ミエちゃんの分け隔てなく迎える優しさは今も同じだ。
 瀬戸内の小魚の煮付けや焼きものが楽しめるこの店は、現在は海が見える尾道駅前の芝生広場の一角にあり、現代人が忘れかけた大切なものをじわっ〜と思い出させるのだ。

東御所町8-99 Pなし
TEL 0848-23-5283
定休日/水曜日



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