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なかた美術館のチェンバロ

ついに美術館にふさわしい美しいチェンバロが.....。
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 2007年9月30日、ついに久保田彰チェンバロ工房から待ちに待ったチェンバロがやって来た。今年、開館10周年を迎える「なかた美術館」にとって、「ボーシャン展」に続く、二つ目の記念すべきメモリアル・イベントである。
 チェンバロ製作の依頼の話が持ち上がったのが、2006年の9月。ちょうど、なかた美術館内のレストラン・ロセアンで武久源造氏のチェンバロ・コンサートがあったときだった。
 美術館と演奏家、チェンバロ製作家が、なかた美術館にふさわしいチェンバロを誕生させようとの共通な思いを抱いていたのだ。
 武久源造(チェンバロ)ディナー・コンサートを終え、美術館側はチェンバロの美しい音色に酔いしれ、演奏者の武久源造氏とチェンバロ製作家の久保田彰氏は、なかた美術館の第一展示室の音の響きにすっかり魅了されたのだった。
 中田館長はすべてを作家の久保田氏に一任し、チェンバロ製作を依頼した。久保田氏はかねてより製作したいと思っていたドイツ・ベルリン様式のチェンバロを製作することに決めていた。久保田彰氏が構想を練り製作に着手したのが2007年の4月で、完成まで半年間を要したのだ。



 北海道産の落葉高木カツラで作られたチェンバロは、全長2.4m、幅0.95m、高さ0.9mの大きさ。音域を広げ、音色の変化の組み合わせを多様にするよう、二段鍵盤にして180本の弦で5オクターブまで奏でることができるという。
 本体の側面は茶色を基調にした落ち着きのあるデザインが施され、反響板を開けると、テンペラを用いて描かれた眩いばかりの、まるで金箔の屏風に満開の忍冬(すいかずら/ハニーサークル)やてっせん(クレマチス)、あけびの枝に十一羽の小鳥たちが遊ぶ、繊細な日本画のような美しさが目に飛び込んで来る。
 テンペラとはフラ・アンジェリコの「受胎告知」に代表されるような、水性と油性の成分が混合した乳濁液を媒剤とするヨーロッパ絵画の技法だという。
 台座の表面には、刻みタバコを吸うパイプを作る材質に似たカリンの根をスライスして丁寧に貼付け、重厚さも漂わせている。
 尾道にまた一つ誇れるものが誕生したのだ。なかた美術館に常設されたこのチェンバロの鍵盤の上部には、次のような言葉が刻まれている。

 「人生は短く、芸術は永遠なり  私は2007年に久保田彰によって作られた。」



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