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スローフード・パーティーin尾道

スローフードとは、グルメや地産地消と同義語ではない...。
スローフード・パーティーin尾道
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 食のまち尾道で、「NPO法人おのみちアート・コミュニケーション」(通称アート・コムという)の食談部会が「スロ−フ−ド広島」の協力を得て、2008年5月22日「我等、尾道派−スローフードパーティー」を開いた。
 このイベントはアート・コムの総会後に行われ、昨年10月行った東京アピール「我等、尾道派−東京の集い」の尾道版というべきもので、「食」に対する関心度も高く、予定を大きく上回る人々が参加され、交流を深めた。

 一般的にスローフードとはグルメや地産地消と同義語だと誤解され易いが、そうではないのだ。スローフード・インターナショナル(国際スローフード協会)が定めた1996年のスローフード法令には、具体的な活動における3つの指針が示されている。
 それは、「@消えてゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。A子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。B質のよい素材を提供する小生産者を守ること」である。そして希少で消滅しようとしている「食」を守ろうとする運動として、「味の箱舟(アルカ)」が認定された。
 今回は会場をなかた美術館の中にあるレストラン『ロセアン』とし、パーティー料理の食材には、スローフードジャパンが認定した「味の箱舟」(2007年現在20品目)の中から、旧南部藩で飼われていた南部牛に由来する日本短角種(短角牛、赤ベコ)をメインに以下のような食材が使用された。



●ほうれん草とサーモンの軽い燻製サラダ(食材:ほうれん草「三原市久井町 梶谷農園」/広島県内で最初に勇気栽培に取り組んだ農園、葉の柔らかな若摘みでサラダに最適)
●アスパラガスソバージュと帆立貝のエストラゴンマリネー(食材:アスパラガスソバージュ「フランス」/野生のアスパラガス、帆立貝「北海道 根室」)
●真鯛とオニオンのレモン醤油風味サラダ(食材:真鯛「瀬戸内 天然」、たまねぎ「尾道市向島町 安保雅文さん/有機栽培」)
●空豆の塩茹で(食材:空豆「「尾道市向島町 安保雅文さん/有機栽培」)
●冷製トマトとしそのカッペリーニ(食材:トマト「尾道市向島町岩子島 勇木敏隆さん/水耕栽培トマト・桃太郎8」)
●和牛ホホ肉の赤ワイン煮込み(食材:黒毛和牛「鹿児島/ホホ肉はコラーゲンを豊富に含んでおり、煮込むととろけるような食感」)
●短角牛のモモ肉のローストビーフ(食材:日本短角牛「北海道旭川市 オサラッペ牧場/南部牛に由来する『日本短角種』。牛の外観はチョコレート色で性格は大人しく草食中心、放牧主体で飼育されている。肉は低脂肪・低カロリ−。ジューシーな赤身の多い肉で、旨味成分であるアミノ酸は黒毛和牛よりも多い。『味の箱舟』の一つ」)
●生ハムとサーモンのオープンサンド
●デザート盛り合わせ(柑橘フルーツ、マロンロールケーキ、いちごのプティシュー)、コーヒー(食材:ニューサマーオレンジ、サマーフレッシュ、清美みかん「尾道市瀬戸田町高根島 おがわ農園 小河章壮さん/新種改良柑橘類。有機栽培で木熟させている」)



●奥出雲ワイン白(島根県雲南市木次町 奥出雲葡萄園/山葡萄交配品種のホワイトペルガール使用。青りんごの香り、いきいきとした酸味を感じる、フレッシュな味わいの辛口)
●奥出雲ワイン赤(島根県雲南市木次町 奥出雲葡萄園/山葡萄交配品種の赤ぶどうを使用。やわらかな渋みと特有の酸味、山葡萄らしい野趣に富んだ味わい)

 スローフードパーティーは、ただ食べるだけの集いではない。当然ながら、「スローフード」とは何かについて、深く勉強する会でもあるのだ。
 今回はゲストスピーカーとして「スローフード広島」のリーダー末永 航氏のレクチャーを受けた。
 尾道は「何故か懐かしさ」を感じると人はいう。それは人々のDNAに刷込まれた古のヒトが人として生き生きと生きた時代のテンポ(時間の流れ)を呼び覚ます覚醒機能をまちが持っているということにほかならない。吾輩たちはそんなまちをスローシティーと呼んでいる。


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