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トランキリテ

一つのレストランに二人のシェフ(?)がいるという不思議....。
トランキリテ
トランキリテ
トランキリテ

 料理人を目指す二人の見知らぬ男女が、修行中に尾道のとあるレストランで偶然出逢った。一人は吉田和弘さん、もう一人は今は彼のwifeとなった安保このみさん。共に尾道生まれで、この二人がこれからご案内するフレンチ・レストラン「トランキリテ」のオーナーだ。
 はじめは寿司職人に憧れていたという和弘さんではあったが、高校卒業の後、大阪阿倍野の辻調理師専門学校を経て、京都東山区にあるホテルに入社した。ところが入社して半年後に調理長のすぐ下の煮方(にかた/京都祇園では花板ともいう)が独立し、大阪で店を出すという。これは和食割烹の修行の大きなチャンスと考えた和弘さんは、連れ立って大阪へ。それから9年間の修行が続くが、そのうち努力が認められ、後の3年間は煮方となり、一応の和食修行を終えたのだった。
 そそっかしい吾輩は、ここまで話を聞いて「それでは和食の店を出店か」と思いきや、彼の想いはびっくり仰天、洋食修行に向かっていた。
 今度は大阪リーガロイヤルホテルで1年間の修行をし、ひょっこり尾道に帰郷した。尾道では6年間とあるレストランに在籍するのだが、ここで先に入社していたwifeのこのみさんに同僚として出逢うことになる。
 尾道で出逢った二人は、同じ夢に胸膨らませ、ステップアップの新たな修行の場を求めて京都へ旅立った。和弘さんは知り合いであった京都全日空ホテルのシェフのもとで新たなる修行を、このみさんはフランス人料理人が京都の日本家屋を店舗として展開するレストラン「パスカル・ペニョ」を二年間の修行の場に選んだのだ。
 そして、二人の夢は2009年4月、久保本通りの今蔵小路入口角にフレンチ・レストラン「トランキリテ」(フランス語で「やすらぎ」の意)として花開いた。
 昭和49年(1974)生まれの和弘さんは、「和」と「洋」の二つの料理世界の修行を生かし、下ごしらえは徹底して和の技を生かす。彼のモットーは「天然の地の魚に火を使い、その火加減とフレンチの技で絶妙な旨味を引出す」ことだという。
 もう一人の料理人このみさんは、スープとデザートへのこだわりが強い。特にフランス人料理人パスカル・ペニョさんから学んだスープは、野菜だけを使って旨味を出すという。
 二人の料理人の持つ技と心のハーモニー(調和)が、「トランキリテ」にやすらぎを醸し出しているようだ。





左の写真は2010年9月17日のランチの三品。

少人数から着席ビュフェまでゆったり16席
2010年10月からは、
昼間のランチ・午後のカフェ(4種類の軽食)・夜のディナー(予約制でフルコース6,000円、ミニコース3,500円〜)となる。ワインはこの店の料理に合うブルゴーニュが主体だとか。

2015年4月頃か、残念ながら、ご都合により閉店された模様である。
久保1-9-2(TEL0848-36-6470)Pなし
営業時間11:30〜13:30 18:30〜20:30(ラストオーダー)/定休日:木曜日・第3水曜日


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