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住吉浜公衆電話室

(すみよしはま)産業遺構に新しい命が...メタモルフォーゼ。
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 どんどん姿を消すのは公衆電話の宿命かも知れないが、この「住吉浜公衆電話室」は、ちょと違うのだ。それもそのはず、この公衆電話は、まさにその姿を消す運命にあった民間の海運会社所有の固定式クレ−ン(1950年代)をはじめとして、ほとんど全てが、粗大ゴミ寸前の中から蘇ったゲイジツ作品なのだ。
 「絵のまち」にふさわしく、後期印象派の点描法にちなんで、市民の手でブル−、グリーン、グレ−の三色で塗られたクレ−ンが野外彫刻然と澄みわたった空にそびえる。
 ガラス張りのオペ−レ−タ−室は、木部を鮮やかな赤、台座は黒に色分けされ、二つの部屋に仕切られる。その格子状の仕切りには、廃材となった様々な板ガラスがステンドガラスのようにはめ込まれている。
 ひとつの部屋は、心臓部のオイルにまみれた機械がダイナミックな容姿を剥きだしにしている。そしてその上にある小さな棚には、この心臓を見守るように黄金色の天使がちょこんと腰掛けている。
 もうひとつの部屋、電話室の入口の扉には、「住吉浜公衆電話室」というアンティ−クなデザイン文字がすりガラスに刻まれている。ドアを開けると、コンクリ−トの床には、さりげなく小さな黒い石が花のように埋め込まれ可愛らしい。実はこれ、自分で云うのも気恥ずかしいが、吾輩の足跡をデザイン化したものだ。
 正面には、パソコン通信も可能な最新式の電話器が、尾道水道を行き交う船やカモメが描く風景を背に、特別製の電話台に備え付けられている。この電話台、特別製というだけあって、使われている天盤と脚の装飾板には、赤、青、黄、緑や青といった様々な色がちりばめられ実に美しい。
 実はこの装飾板はその当時の最先端の建材で、ロンドンの工房で作られたもの。シャンプ−の空容器を特殊技術で加工したMOW合板(made of waste)、廃棄物再利用で生まれた装飾用建材なのだ。
 古いもの(産業遺構)と最先端技術が融合する、しかも廃棄されたものから全く新しいゲイジツ作品として生まれ変わった「住吉浜公衆電話室」。それは尾道ならではの知恵が生んだ、全国でひとつしかないクレ−ンつき電話ボックスなのだ。
 この「住吉浜公衆電話室」は、尾道出身者である建築家・岡河 貢氏とランドスケ−プデザイナ−戸田芳樹氏のアドバイスと協力により実現したものだ。 *場所:尾道市役所西側(しなまみライン渡船広場)

尾道歴史クレーン保存・再生計画(pdf)


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