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尾道水道という名の海

潮の干満差が最大約5mという尾道の海は東西に流れる..。
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 「海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい...私は涙が溢れていた。」と林芙美子が小説「放浪記」で故郷の海を目の当たりにした感動を語っている。そんな尾道の海は、初めて訪れる人にとってもなぜか魅力的な海なのだ。
 その感動を味わいたければ、JRで尾道を訪れると良い。しかも山陽新幹線ではなく、福山駅から在来線の山陽本線に乗ってトコトコ下って入らなければ味わえないのだ。徒歩で山越えすることを除けば、それが感動の尾道に入るための唯一の道だ。
 その道順は、小津安二郎が「東京物語」の冒頭に紹介している。モクモクと黒煙を吐きながら、山の尾根に沿いに曲線を描きながら入ってくる、あの汽車が案内役だった。もっとも、それは半世紀前の話で、いまはキーキーとレールを擦りなが猛スピ−ドで駆け抜けていく電車になってはいるのだが...。

 左の写真は尾道水道を行き交う4本のフェリーの桟橋の一つで、通称「1円ポッポ」と呼ばれる福本渡船で、写真(上)は満潮時、写真(中)は干潮時だ。桟橋を陸とつなぎ止める橋の角度を比較すればお分かりいただけるかな。
 左/下の写真とすぐ下の写真は話題騒然となったが、突然沈没した「しまなみフェリー」の桟橋だ。この事件でカモメが渡り鳥であるように、浮かんでいる桟橋も沈むのだということが発見(?!)された。




 イタリアのアマルフィという町もそうらしいが、尾道も尾根のカーブを曲がった途端、眼前にド〜ンと海と町並みが飛び込んでくる。尾道のイメージゲートをくぐる感動は、かつてはそこに住んでいた者も、これから初めて訪れる者にとっても新鮮でしかも懐かしい。



 尾道の海を見て旅人は川だと錯角する。幅が300mたらずの海が蛇行しながら東西に流れているのだから無理もない。その海が流れる、しかもあるときは西へ、あるときは東へと流れを変える。「へぇ、そんな海があるの?!」という驚きの声が聞こえそうだ。
 その海が上下にも変化する。あるときはこぼれんばかりに溢れ、あるときは水面が最大5メートルも下がっていくのだ。この潮の高低差が、海運中心の数百年昔の時代に「雁木(がんぎ)」という海岸線の石段を生んだ。




 尾道の海を見ていて飽きることはない。この海が煩悩のすべてを洗い流してくれるのだ。だから尾道では偉い人、有名人も只のヒト。その界隈性が尾道の魅力であり、まさに尾道水道が尾道の核心なのだ。




 ビール片手に、小説家・林芙美子が好きだったというタコ天をかじりながら、ボケ〜と海を眺めて過ごす、この至福なときこそ、最高の尾道シ〜ンだニャン。


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