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岡河 貢

(おかがわみつぐ)建築家・広島大学准教授
岡河 貢

尾道ファン倶楽部・特別会員

 『私は尾道に生まれて、現在東京を拠点として活動しています。建築と都市とかかわることを仕事として選んだ原因は、この街で生まれ育ったことと深く関わっているように思います。
人間という存在をつくりあげる大きな要因は、親から受け継いだDNA遺伝子情報と、その人が生まれ育った都市から与えられた空間情報のように思います。したがって、人間と都市は切ってもきれない関係にあります。その意味で、魅力的な人間は、魅力的な都市でつくられるのではないかと思うのです。
「都市の魅力とは何か」という問いかけは、私の永遠の主題ですが、それはいかに多くの豊かで独自な空間を持っているかということのように思います。
その意味で、尾道という都市は、極めて幸福なことに、多くの空間的蓄積に恵まれているところであるといえます。この蓄積はわれわれの先住者が長い時間をかけてわれわれに残してくれたものです。
しかし、一方では、都市は現実の中で、人々の生活の舞台として、過去のノスタルジ−だけでは生きて行けない、生活を支えるシステムでもあります。過去の豊かな蓄積を守り続けながら、現在の都市として生き続けるこのが、この街の課題でしょう。このことは近代都市計画の破綻が明らかとなった20世紀後半の最先端の都市としてのテ−マをもっているのです。
尾道の魅力とは何かという問いかけは、あなたとは何かという問いかけと同じです。それはこの街に魅力を感じるすべての人に対する問いかけでもあるのです。』

(1995年 シンポジウム「オノミチ・ヴェネツィア・パリ」より)


岡河 貢氏プロフィール
(建築家・広島大学准教授)
1953年 尾道市生まれ。
1979年 東京工業大学工学部建築学科卒業
1981年 東京工業大学大学院建築学科修了
1986年 東京工業大学大学院博士課程修了

(その間、篠原一男教授に師事)

1985-1986年 フランス政府PAN(Plan Architecture Neveau)賞入賞に際して パリのラ・ヴィレット公園計画に参加し、ベルナ−ル・チュミ・ チ−ムにてフォリイL6を担当。

現在 パラディサス一級建築士事務所
広島大学工学部准教授
<受賞>

大和ハウス工業住宅設計学生コンペ入賞(1982)
ユネスコ世界青年建築家設計コンク−ル入賞(1984)
新建築社コンペ2001年の様式入賞(1985)
日仏新建築設計競技PAN13J賞入賞(1985)
イタリア:アンドレア・パラデイオ国際建築賞ファイナリスト 入選(1991)
新建築住宅設計競技HOUSE WITH NO STYLE2等入選
GA JAPAN主催の<GJ LEAGUEユ93>展に出品

<作品>

尾道の家(新建築住宅特集1990/09、JA 1991/02)
ドミノ1994(新建築住宅特集1994/07)
ドミノ1995「武蔵野邸」(新建築住宅特集1994/12)
向島洋らんセンタ−展示棟(JA 1995/03、新建築1997/02)


<著 書>

「TOKIO計画1997」(新建築に1997年より連載)
「新工学知1−技術知の位相−」(共著 東京大学出版会)
「新工学知2−技術知の本質−」(共著 東京大学出版会)
「再読 日本のモダンア−キテクチャ−」(共著 彰国社)
「予感の形式」(共著 日刊建設通信新聞社)


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