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時計屋の時計看板

時計屋の看板は時計に決まってる。
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時計屋の動く時計看板
 千光寺公園に通じる山陽本線長江口ガードを潜って、ものの1、2分北へ歩いていくと、右手頭上にハッとする看板が眼に止まるだ。時計屋さんには時計の看板は当り前の筈なのだが、何とこの大時計、正確に時を刻んでいる。
梶山時計店のこの物件、実は1971年製の「看板」時計なのだ。ということは今年で25年間動き続けていることになる。初代の梶山正三さんの手作りのアンティクな品なのだ。
 その原形はイギリス製のラッパ式蓄音機で、映写機や様々な部品を使って、変形、改良したものと言う。週に一度のネジ巻きで、今でも正確に時を刻んでいるのだ。

 <ただいま時計は止まっています。昨年(平成19年)12月28日突然歯車が壊れ、止まってしまった。止まった時計を見て、ガッカリする人もいると思い、いつ直るのか尋ねてみたら、あと2ケ月くらいの辛抱とか。2008年10月末には元気に動き始めるという。2008年9月11日>
 それもそのはず、梶山時計店は、創業70年の時計修理店の老舗。かつては尾道の中心地であった中央桟橋の近くに開店、以来、現在地に移転してからは50年にもなるという。

キンツレ製の置き時計
 古い時計の修理は勿論お任せだ。明治時代の置時計の修理などの依頼もあるという。店内には懐かしさを感じるそんな時計達が壁に掛けられている。『修理は安くしときますよ。大切な時計を持ってきて下さい。』
まだまだある。店内中央には、高さ1.9mもある置時計がドッシリ。ドイツのキンツレ(今ではもう存在しないメーカー)製だそうで、明治後期から大正初期のものだとか。当時、この1台で豪邸が建てられたという程の値打ち物。今では骨董品として値段の付けようが無い。(勿論、各人の価値観にもよるものでもあるが。)
 さて、この時計、チャイムが何とも言えぬ美しい音色なのだ。二代目梶山秀人さんは、わざわざ聞かせて下さったのだ。チャイムは15分で1回、30分で2回、45分で3回鳴り、定時で4回と時報を打つ。危うく吾輩つられて、ワォーンと叫ぶところだった。
 アンティークな時計に囲まれ、その奏でるチャイムのメロディーに耳を傾けると、しばし“時”を忘れてしまう。まるで、東欧の古都にいるのではと錯角してしまうほど、実に美しく深みのある音色なのだ。
 時計店で言うのも変だが、“時”の流れが違うような気分になるのだ。チャイムは時計の中の右上の4本の棒によって、音が出される。時報は左上の4本の棒。どちらも手動によって、音を出さないようにすることも可能だ。また、この時計には3つの重りがある。これは週に一度上に上げないといけないという。
 梶山さんによると機械、技術はドイツがトップだそうだ。第二次世界大戦中、ドイツのユダヤ人がナチスに追われ、逃亡してスイスに技術を伝授したらしい。

文学通の時計屋の主人
 余談になるが、梶山さんはかなりの文学通で、シェイクスピア、キルケゴール、トルストイ、アウグスティヌスなどの古典外国文学から、井上靖、夏目漱石などの日本文学と幅広い。学生時代の先生の影響という。『「ハムレット」は坪内逍遥の訳が一番。福田恒存が次にいい。ロシア文学は中村白葉、米川まさおの訳が.....。』
 梶山さん日く、「毎日少しでもいいから本を読み、文を書くことを習慣にするといい。」
 さすがに尾道人というところか。学生時代まで油絵も描いていたそうで、好きな画家はユトリロという梶山さん。「文学の話ならいつでも喜んでする。」看板から文学の話になってしまったが、奥深い尾道はやっぱりどこか違うなぁ!

梶山さんのゼンマイ式の柱時計の取扱い

<時計を移動、設置場所をかえるとき>
必ず振り子を振り竿から外し、ケ−スの外に取り出す。

<室外に持出すとき>
ケ−ス横面、ゼンマイ巻ねじの上に振り子を紙で包み、ガムテ−プで固定させる。

<時計の設置>
柱に垂直かつ平行に掛ける。
振り子を振り竿にかける場合はゆっくりと行い、乱雑に取り付けないこと。
振り子を振り竿から外す場合も同様)振りピェラを傷める危険性が大きい。

<時間合わせ>
時計が進んでいる場合、その時間が来るか行き過ぎるまで時計(振り子)をとめる。過ぎてからその時間まで長針を動かし、時間をあわせ、時計を動かす。 できれば逆方向に長針を動かさないこと。なお、下記の二区間は絶対に逆方向に動かさないこと。

文字板表示 10(50分)〜1(5分)
文字板表示 4(20分)〜7(35分)

例)正午、1時、2時等々の時報(打鐘)において、遅進を確認。(時間調整は上記区間以外で行うこと)この時間帯において時間合わせを行いたいと思うことは心情的には理解できるが、時計が進んでいる場合は、絶対に長針を逆方向に動かさないこと。弱い部分(パ−ツ)を傷める危険性が大きい。振り子の上下(重、軽)動は、振り竿から外して行うこと。

<時報の打鐘の止め方> 打鐘止めに紙又は消しゴム等をはせ、セロテ−プでとめる。決して鐘打棒を曲げないこと。

「梶山時計店」tel 0848-37-3235


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