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東京見聞録(築地編)

東京都中央卸売市場というより「築地」の方が馴染みがあって...。
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 日本の経済と政治の中心地・東京は、日本一の観光都市だ。そして、さまざまな顔を持つこの都市は、人間の際限なき欲望の極みを実現する虚構の都市でもある。そんな東京だけれど、地方が失ってしまった日本の風情を思わぬところで伝える空間があることに驚くこともしばしばだ。
 昨年のこの時期は浅草、秋葉原、神田と巡り歩いたが、今回は、築地から浜離宮をぶらつき、浅草まで隅田川の船旅を楽しんでみることにした。

 食いしん坊の吾輩は、東京といえば寿司、寿司といえばマグロ、トロといえば築地とステレオタイプの連想しか思い付かない。実に貧弱な発想だと我ながら愕然となるのだが....、まっ、いいではないか!。

 とにかく「築地」に向かった。新橋の駅に降りて、築地市場行きのバスを待った。待つこと7〜8分、バスは定刻通りやってきて、吾輩たち数名の乗客を乗せ、スイスイ終点築地市場へと向かった。
 間もなく終点かと思っていたが、バスは止まらずドンドン市場の中に入って行くではないか。吾輩、停留所は市場入口の道路沿いにあるものだと思い込んでいたのだが、バスはVIP扱いで市場の中にズンズン入り込んで行き、ど真ん中でピタリと止まった。
 エッヘン、吾輩はおもむろにバスを降りて、当たりを見回した。が、時はすでに午前11時、遅かりし由良之助で、市場はすでに後片付けの後半戦だった。
 それでもぶらぶら市場を彷徨った。キョロキョロしている内に市場の食堂街に出た。さまざまな店が軒を並べていたが、その中でも寿司屋の前には何十人となく行列が..。さすがに東京だねぇ。何ごとも並ばないと得ることができないのだ。尾道ではラーメン屋に行列は納得できるが、寿司屋に行列とはねぇ。
 「フムフム、これは需給バランスの問題だニャン」と吾輩は結論づけた。「寿司屋の収容力の数十倍の人がこの市場に集まっている。その人たちがみ〜んな腹を空かせているのだ。回転寿司は別として、寿司屋はラーメンより遥かに席の回転率は悪いのだから、ずら〜と並ぶのも無理はない。」と高をくくっていたが...。



 どうもそうではなさそうだ。「大和寿司」「寿司大」「..... ]と続く寿司屋の前にはまだ11時過ぎだというのにいっぱいの人だかり。食べるのに並んで待つなんて吾輩の美学に反することである。エッヘン、そんな真似は...と思っていたら、一軒、数人しか並んでいない「龍」寿司があった。
 吾輩の腹は思考とは反対にグーグー泣きわめき食を求めていた。「龍」の暖簾をジッと眺めること約10分、ようやく店内に入れた。入ると外国のお客さんが結構多い。カウンターで寿司を食する客を見つめている客が店内で順序よく一列に並んで待っていた。吾輩もその一員になってしまった。
 食する客を観察しながら、あの大きな海老のある寿司に決〜めた!!。七貫のにぎりと巻き一本で3,100円也と東京価格。

 ようやくカウンターに座ることができた。お茶がきて、目の前に注文した寿司が置かれる。それにしても店内は不思議ともの静かだ。待ちに待った寿司にご対面で、すべての注目がそのネタとシャリに注がれているのか(笑)。
 「龍」寿司を味わってみれば、すべてに納得。ほのかに温いシャリと生のいいネタが満足度を高め、言葉の必要もないといったところだろう。



 食べ終えて、「龍」寿司の外に出てみて驚いた。あっという間に山のような人の行列が出来ていたのだ。やっぱり、吾輩は福の神だニャン。
 満足したお腹に重みを感じながら、「築地」を後に「浜離宮」に向かった。 築地市場を一歩外に出た途端、聳え立つ高層ビル群が人の気配を遠ざけていた。そして、吾輩の天敵、あの黒づくめのカラスどもが高層ビルの一棟を占拠して、下界を眺めている光景に出会したのだ。背筋から髪の先まで鳥肌が立つようで。イヤだねぇ。何だか、ヒッチコックの「鳥」が吾輩の脳裏をかすめた。



 

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