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東京見聞録(神田神保町編)

「路上観察学会」誕生の地にある魅力の喫茶店...。
東京見聞録(神田神保町編)
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 お上りさんのミーハー2日目。今日は、秋葉原で途中下車して電器店めぐりをしてみたが、すぐにギブアップ。吾輩の居場所がない。日曜日ということもあり、お祭り騒ぎかと思える人ごみと耳をつんざく客引きのアナウンス。うんざりしてコトコト神田神保町をめざして歩くことにした。
 秋葉原を離れるほどに街は静まり、ホッと一息。わけも分らず、西へ西へ歩いていくと小川町というところに出た。マップを見ながら位置を確かめ、キョロキョロしながら歩いていたら、突然、足元がニュルー.....。
 赤瀬川原平さんが「神田とパリ」を古典の街といっていたが、なるほど、神田もパりに似て犬のウ○○で困ったものだ。イヤだねぇ、踏んじまって、気持ち悪りー。それにしてもニュルーとは珍しい。ということはドッグフードばかり食べてる飼い犬ではなく、都会に珍しいホームレスの野良犬なのかなと詮索好きの癖がでた。

タンゴが流れる「ミロンガ ヌォーバ」
 工夫を凝らし何とか足元の危機を脱し、やっとこさ神保町のすずらん通りが見えて来た。さてさて、あまりにも話が遠回りになってしまったが、ようやく目的の「ミロンガ」に到着だ。この店はアルゼンチンタンゴがいつも流れ、世界のビールが楽しめる喫茶店として知られているらしい。
 古めかしい看板や歴史を感じさせる煉瓦づくりの外観は実にいい。と感心したが、それ以上に魅力的なのが店内なのだ。煉瓦の壁といい、テーブルや椅子といい、過ぎ去った人々の談笑の記憶と永〜い時の流れがじわじわと伝わってくる。
 吾輩は、この店の名物『ピザ・ミロンガ』とデンマークのビール『ツボルク』を注文した。ツボルクは、かつて、コペンハーゲンのニューハウンにあるレストランで飲んだ美味しいビールだ。




『さぼうる』とは粋な名前だニャン
 なぜか店先にトーテムポールと昔の赤電話、ちょっと山小屋風で妙にアンバランスな店構えの喫茶店なのだ。『さぼうる』とは日本語の「さぼる」をもじったものと思っていたが、歴としたスペイン語で「味」という意味をもつ、昭和30年創業の老舗だ。
 店先に立つ店主と思われる70歳を越えるご老人がサッとドアを開け、吾輩を暗がりの店内に案内し、座る席まで決めてくださった。すべてはこのご老人が仕切るのか。
 それにしても、内部は非常に面白い。この店には地下と一階と中二階があり、それらが立体的に融合し近親感を醸し出している。残念ながら、今回確認はできなかったのだが、煉瓦の壁にはビッシリと50年間の学生たちの落書きが記されているらしい。

 


神保町ラドリオ喫茶店
 思わずシャッターを押したくなった。ストーブと床の煉瓦、カウンターに茸状の木製固定式の椅子。その椅子にタオルをかけ、乾かしていた。何なのだろう、この温もりは...。木と煉瓦の組み合わせが絶妙で、何だか懐かしいねぇ。
 『ラドリオ』とはこれもスペイン語で「煉瓦(レンガ)」の意味だという。この店はちょうど『ミロンガ』の斜前にあり、昭和24年創業という年季の入った喫茶店なのだ。名前の通り、建物の大部分が煉瓦造りで、夕刻の6時からバータイムになるという。是非ともその時間にまた来たいものだ。



なんてたって古本屋
 神田は古本屋、古本屋は神田と相場は決まっている。神保町界隈の老舗の喫茶店を梯子して、あとは古本を眺めるだけで、もうこれは至福のときだ。
 妙なもので、古本を眺めるという行為だけで脳細胞がムクムクと発達していくような錯覚がしてねぇ。この街はヒトの理性を鋭敏に、心豊かに育んでいくようで、実にいいんだニャン。



 古本があふれ、ついに外壁まで本棚になった。吾輩は雨が降ったらどうするのだろうと心配していたら、心配御無用、シャッターが完備されておりました。それにしても、文省堂のご主人、四六時中、空の気配を伺っているのかなぁ。



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