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路地は文化遺産

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路地は文化遺産

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 「ろじ」には路地と露地がある。通常使われるのは単純な「路地」であり、昔ながらの風情を伝える「露地」には、何か奥深い意味があるようだ。
と、云うわけで気になる「露地」を調べてみたら、次のようなことが分かったのだ。
 「露地」とは、世俗を離れ、清浄無垢の境地に至ることを理想とする茶の湯、その理想を表現する場所である茶室へ至るまでの通路をそう呼ぶらしい。この露地は単に通り道という機能だけに留まらず、悟りの境地に至るための精神的高揚を演出する場所であり、一期一会の主・客の交わりへの導入部というわけだ。 “そうか、分かった!だから「ろじ」を抜けた途端、大通りで知り合いによく出くわすのか”とは路地ニャン公の浅知恵か。
 さて、もう一つの「路地」だが、国語辞典によると、その意味は家と家との間の狭い通路、といういとも簡単な表現でしか説明されていない。
ともかくも、「路地」空間は、文化性、精神性が高く、吾輩のような由緒正しき猫には住みやすい。猫が住みやすいということは、人間さまにも住みやすいに決まっている。猫が行き交う「尾道町」は、そういう意味で人が住みやすい町なのだ。
 そんな尾道町も、近年「路地」がどんどん目の前から消えて行く。ここ十数年来、吾輩は「路地」は文化遺産だと声を大にして指摘してきたのだが...。

 写真(下)は、「路地」の亡骸というべきものか。「路地」がなくなると、その隣には、心にポッカリと埋められぬ空しい空間ができたよう。あとは天敵の車が勝ち誇ったかのように居座るのだ。


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