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食べ方にも流派あり

お好み焼の味は、その作り方や食材、鉄板の厚みなどでさまざまに変化する。しかしながら...
食べ方にも流派あり

お好み焼の味は、食材や作り方、鉄板の厚みなどでさまざまに変化する。
しかしながら、焼き上がってから、口元へ運ばれるまでの時間的経過の中で、これまた大いに変化することを御存じであろうか。それでは、ここで尾道に成立するお好み各流派お得意の所作や流儀、奥義をチラッとご紹介してみよう。

「熱々、フーフー派」
鉄板の上にお好み焼を置いたまま、自らコテで適度の大きさに切り、「熱、熱ッツ、フーフー」と云いながら口元へ運ぶ流派。
(奥義)お好み焼は、火傷をしながら食べるべし。

「おごそかに華麗派」
お好み焼を店の人に大きなコテで適当なサイズに切ってもらい、さらにそれを皿に載せてもらって、「さあ、どうぞ!」。自らは割り箸を割るだけで、皿に盛られたお好み焼をしとやかに食する流派。
(奥義)お好み焼は、すべてを委ねた後に食すべし。

「何がなんでも持ち帰り派」
大衆の面前で食べるのは嫌で、隠れ家や居なれた場所でじっくり味わう流派。
お好み焼を店にあるトレーに入れてもらい、ラップでくるんで持ち帰るのが一般的。(お店によってはお好み焼が冷めないように。さらに新聞紙で包んでくれる思いやりあふれるところもある。)
なかには好みの皿をもって行き、お好み焼を持ち帰る「通」もいる。
(奥義)お好み焼は蒸して食すべし。

各流派共通の作法に「禁じ手あり」
(1)お好み焼店で椅子に座れるのは、お好み焼を食べる人に限られる。食べるところを見物するだけの御仁は、ほかのお客に迷惑とならぬよう隅の方に立っているべし。
(2)原則として、お好み焼は一人最低1枚は注文すべし。お腹の具合で店内で食することができぬ場合は、テイクアウトで持ち帰るべし。但し、客入りの状況によっては店に迷惑のかからぬよう配慮しながら、お好み焼1枚を二人で食したいと申し出て、店の了解を得ながら遠慮がちに食すべし。
(3)数名(3名以上)で店内に入って、たった1枚のお好み焼を注文するという無作法は断じて行うべからず。
(4)お好み焼を食べ終えてもなお本や新聞を読んだり、仲間同士で歓談せず、次のお客に配慮してさっさと店を出て行くべし。

以上の「禁じ手」を遵守すれば、総じて店内和やかにして、おいしくお好み焼を味わえるというものである。


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