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新種「名無しの路地」

奥深い路地の真ん中に大きな空間がポッカリと...。
新種「名無しの路地」
新種「名無しの路地」
新種「名無しの路地」
 路地をずんずん入って驚いた!!
 杓屋小路の中間あたりに東に向かって幅1mくらいの路地がある。ちょっと見ると突き当たりか、どこかのお宅の裏庭に出るのかな、という感じで、到底抜けれるとは思えない薄暗い路地(左写真/上)だ。
 この路地に吾輩は生まれて初めて分け入ってのだ。尾道にこんな路地があったのか?!と抜き足差し足。ちょっぴり不安げに口ひげをピクピクさせながら、カクッ、カクッとクランク道を抜けて行くと、突然、予期せぬ広場に抜け出て、眼の前に大きな空間がぽっかりと開いたのだ。



 良〜く見ると、この広場には社があった。聴くところによると、檜田神社と白髭神社が合祀された神社で、このコンクリート広場は言うなれば神社の境内ということになる。
 広場の東側に面した鉄骨三階建ての建物がこれまた凄い!建物の外部に露出してつけられた斜交いの鉄棒といい、何とも珍しい建築物だ。
 広場の南側には病院があり、その飼い犬が吾輩に向かってけたたましく吠えている。ワン公って随分臆病なんだよなぁ。



 さてさて、この広場でポッカリ抜けた空の青さをまだまだ楽しみたくはあったのだが、吠えるワン公は近所迷惑。仕方なく、探険を続行し、路地をさらに進んだ。



 こんどは蔵と石段、古風な門構えの和風のお宅に抜け出た。このお屋敷も由緒正しき商家なんだろうね。
 さらに進むと、路地は南に向かって曲がり、その先に本通りが見えた!!この道は抜けられたのだ。
 この路地の本通り側の入口は「吉中靴店」で、何でもこの南北軸の路地を「ハッケン小路」というのだそうだ。「ハッケン」とは「八間」か「八軒」、ヒヤリングをしたものの、知る人ぞなし。吾輩の優れた直感では「八間」ではnなかろうか、と思うのだが....。



 兎も角も、この叶い小路(杓屋小路)から「ハッケン小路」に通じる、この路地の名前を知る者はいない。確かに存在する路地なのだが、この路地を生活空間とするはずの住民も知らないのだ。何とも淋しいかぎりだ。この際、吾輩が名付け親になって「名なしの路地」とでも呼ぼうか。

 後日談:たまたま手に入れた学芸出版社の「路地からのまちづくり」に取り上げられた尾道−地域コンテンツによる「場所の力」の展開(東京工業大学 真野洋介)によると、1821年(文政4年)の尾道町絵図に「ハッケン小路」が「八間小路」と記載されていることが判明。吾輩の直感は当たった。


路地の情報
名称
名無しの路地
約1m
長さ
89m
動線種類直線
複雑なクランク
方向
ヨコ・タテ軸(東南西北)
こう配平坦
平坦
舗装地道
コンクリート
両側の建物
モルタル、木造

舗装の年季度
生活臭
尾道的風情度

バックリンク(14) 参照(9540)

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