トップホッと瓦版 > 秘められた海(The secret sea)

秘められた海(The secret sea)

キュレーターのパスカル・ボースと伊藤由紀子が尾道市立美術館で......。
秘められた海(The secret sea)
ホッと瓦版関連ページ
村上選油絵展 リサイタル おいしい尾道キャンペーン第二弾 おいしい尾道キャンペーン ミュージアム・コンサートin尾道市立美術館 リサイタル 尾道市立美術館 おのみちイべント案内 ゼセッション倶楽部 コンサート 萩原麻未ピアノリサイタル ベヒシュタインピアノ・リサイタル sea) フォルテピアノ・レクチャーコンサート 尾道関連イベント情報 なかた美術館 平山郁夫美術館 「谷川俊太郎&谷川賢作」 おのみちホッとコンサート マリア・フォシュストローム アルト・リサイタル 第36回地中海学会大会 鈴木秀美のガットサロンin尾道 Live 「上海青島旅ポス」マチ写展 渡辺貞夫クインテット2012 佐藤アキラ写真展in尾道(1) 音語り「東京物語」 ヴェンダース写真展−尾道への旅− 尾道大学石像彫刻展 伊藤憲孝ピアノ・リサイタル 砂曼陀羅と秘仏特別開帳 尾道薪能 ヨットで日本一周の夢 尾道への旅 映画「かもめ食堂」 尾道 「太陽の黙示録」のかわぐちかいじ チェロ・コンサート 平成の平山郁夫 展 深川和美の童謡サロン・コンサート 「吉川よしひろ」CELLO・DINNER・CONCERT 吉川よしひろの世界 佐藤アキラ写真展in尾道(2) なかたミュージアムコンサート2007 ボーシャン展 なかたミュージアム・コンサートvol.3 Ky 第二回尾道大学石像彫刻展 ニッケルハルパとチェンバロ 「我等、尾道派−東京の集い−」 二つのギャラリー展 二つのアート・コム T 「おのみちアート・コムin東京」報告書U なかたミュージアム・コンサート2008/04 第17回『尾道薪能』 音楽物語「わが心の大正ロマン」 「こどもの本の世界」展 尾道・西國寺観月能 第三回尾道大学石像彫刻展 小林和作「天地豊麗」展 ケビン・コスイナーの「マチ写」展 第2回尾道・西國寺観月能 麦人の朗読会「父と暮らせば」 琵琶百物語 文楽人形(吉田勘緑) 圓鍔勝三彫刻美術館 耕三寺博物館 麦人の朗読会「父と暮らせば」のコピー ウィーン セレナーデ 2006 作陶展 かわぐちかいじ漫画賞受賞祝賀会レポート 砂曼陀羅の続報 武久源造さんのNHKラジオ出演 ジャズユニット<パリャーソ> 武久源造スペシャル 佐藤アキラ写真展 武久源造(チェンバロ)ディナー・コンサート 幻の都 塩川高敏 展 かわぐちかいじ小学館漫画賞受賞祝賀会 能への誘い 山本潤子アコースティックコンサート2006

下記企画展は、NHK日曜美術館のアートシーンで2013年9月1日(日)に放映された。また、出展作家の一人Allan Sekula(アラン・セクラ)氏は、ご病気で展示期間中の2013年8月10日他界された。なお、氏の作品は2F4室に展示されていた。

催事案内

La mer secrète
秘められた海
The secret sea

2013年7月27日(土)〜2013年9月23日(日)
尾道市立美術館
キュレーター:
Pascal Beausse / パスカル ボース
Yukiko Ito / 伊藤由紀子

 本展のキュレーターの一人であるパスカル・ボース氏は、昨年の2012年10月、尾道に四日間滞在、その間、精力的に尾道の歴史、風土、景観、産業、そして尾道の日常空間に触れ、強いインスピレーションを感じられた。そのインスピレーションは、やがて何人かの詩人の詩へと連鎖し、ボース氏はそれらの詩を基に、尾道から得たインスピレーションで本展覧会を構成している。
 本展覧会のタイトルは、ボース氏がジュール・シュペルヴィエルの詩の題名「La mer secrète」からとったもの。展示される作品は、アーティストが尾道に滞在して制作された新作を含め、ボース氏により選ばれた世界で活躍する現代アーティストたちが、「海」、「魚」「人々の営み」などをテーマに制作した作品である。

パスカル・ボ―ス(Pascal Beausse)
1968年フランス生まれ。美術評論家、インディペンデント・キュレーター、教師。国際美術評論家連盟会員、フランス国立造形美術センターキュレーター、 リヨン国立美術学校教授、ジュネーブ造形芸術大学教授。

過去の展覧会
2003年「Images Transgenres」展/国立現代美術センター(グルノーブル)
2003年「Propaganda」展/パレ・ド・トーキョー(パリ)
2006年「テロピアへようこそ」/越後妻有トリエンナーレ
ほか美術評論、作家論など多数


参加アーティストと作品点数

Keiichi Tanami(田名網 敬一):"The Harmonic Gleam Vibration" 2005:ヴィデオ作品1点
Francis Morandini(フランシス・モランディーニ):写真(尾道に滞在して新作を撮影)
Cécile Hartmann(セシル・アルトマン):"Deserter", "Ground", "Water" 2008 :写真3点
Pierre La Police(ピエール・ラ・ポリス):絵画1点
Rodolphe Huguet(ロドルフ・ユゲ):
Jimmie Durham(ジミー・ダーハム):"Sach〓 Sries" 2007 :ドローイング12点
Jean-Luc Vilmouth(ジャン= リュック・ヴィルムート) Ange Leccia(アンジュ・レッチア):"La Mer" 1991:ヴィデオ作品1点
Benoît Laffiché(ブノア・ラフィシェ):"Pirogue" 2011:ヴィデオ作品1点
Allan Sekula(アラン・セクラ): "Tsukiji" 2001 :ヴィデオ作品1点、 "The Docxker's Museum" :写真作品、 "The ForgottenSpace" : ヴィデオ作品1点
Dominique Pasqualini(ドミニク・パスカリーニ):"Isle of View" 2003:ヴィデオ作品1点

<展示作品と展示場所(pdf)


スペシャル・イベント

アーティスト グループ”HMMM”(フランス)による音楽パフォーマンス「無の味」
7月27日(土)14:00〜14:40/美術館2Fロビー
Dominique Pasqualini/ドミニク・マスカリーニ
Jack Vannet/ジャック・ヴァネ
Clément Delhomme/クレマン・デロム
Jérémy Ledda/ジェレミー・レッダ


映画上映
 Allan Sekula/アラン・セクラ、Noël Burch/ノエル・ブーチ制作による”The Forgotten Space"「忘れられた場所」。
この作品は「ヴェネツア シネマ2010」において”Venice Film Festival World Premiere”"Special ORIZZONTI Jury Prise"受賞作品である。
●上映日時(上映時間110分)
7月27日(土)10:30〜
7月28日(日)、8月10日(土)、8月11日(日)午後2時〜。


[参加アーティストの紹介]

ピエール・ラ・ポリス
ピエール・ラ・ポリスは、フランスのカルト的な素描家で、30年ほど前から漫画の世界と現代美術の世界の間の境界線上で制作しています。
とりわけサイエンス・フィクションによって育まれた彼のグラフィックな世界は、言葉とイメージの間の辛辣な対話が生み出すユーモアとナンセンスに満ちています。そこには怪物的なものの形象があふれています。

 これは、パリのアトリエ・デュポンでシルクスクリーンにされ、《尾道》と名づけられたフロシキ[風呂敷]・アート・ステュディオの最初のシリーズです。

セシル・アルトマン
セシル・アルトマンのイメージは、連続して現われる生成にその本質があります。そうしたイメージは、次々に打ち寄せる波として展開しています。そのイメージの出現は、生理的なリズムに基づいているのです。その泡は、画面の表面に沈殿していきます。イメージの泡は、美を発見する期待に絶えず応えようとしているかのようです。しかし、理想主義からはほど遠く、ここでは美はその不安定さを理解することにおいて立ち現れてきます。美は世界の震撼であると、エドゥアール・グリッサン[マルティニーク生まれのクレオール作家・思想家(1928-2011)]は言いました。それは苦悶に近い欲動です。美は、充足感においてではなく、緊張の直観において立ち現われ得るのです。

フランシス・モランディーニ
フランシス・モランディーニは、現代世界とそれを取り巻く環境を観察し、生の形態のエントロピーや集積や並置の現象を採り上げます。彼のイメージは、使い古され、時間性が層のように堆積した空間、あるいは都市の連続体においてひと時の静けさを作り出す光によって目がくらむような空間を表わしているため、そうしたイメージは全て視覚的な詩を感じさせます。
彼は、2013年に最初に尾道を旅行した際、新しいまなざしでこの町を発見し、これらの写真を制作しました。モランディーニは、大地と海、人間と海洋世界を結ぶ絆を表わそうと努めたのです。

アラン・セクラ
アラン・セクラは、1970年代初頭より、写真家としての作品と同じくらい、写真の批評家と歴史家としての仕事を行ってきました。彼は、「社会批判的ドキュメンタリー」の実践を理論化したのです。
セクラの大作は、《魚の物語》(1989-95年)です。彼は、後期資本主義の地図、いわばグローバリゼーションの一種の反=表象を作成するため、商品が具体的に動き、別の時代の労働条件が激化する海洋世界という、その隠された面を探究しようとしました。彼はそのため、地球上の海を縦横に行きかい、津々浦々の港を回ったのです。
《パンと魚》は、2002年にカッセルのドクメンタ11でとりわけ展示された《魚の物語》の章の一つです。

ジミー・ダーハム
ジミー・ダーハムは、1940年にアメリカ合衆国で生まれたインディアンです。彼は、現代の最も重要で特異なアーティストの一人です。世界中で展示されている彼の作品は、芸術と政治の間の区別を絶えず突き崩すアーティストのそれです。詩人、活動家、エッセイスト、彫刻家、パフォーマーでもあるダーハムの政治的でアイロニカルな作品は、何代ものアーティストや思想家に影響を与えてきました。
オブジェとイメージ、言葉と身振りを併せ持つダーハムの実践は、アイデンティティを構築する形態、とりわけ彼が「ポストモダンの野生人」と名づける者のアイデンティティに関わっています。それにもかかわらず、最も広義に拡大解釈された「彫刻」の概念――空間において物質的要素を組織すること――が、ダーハムのプロジェクトを導いているのです。
彼は、フランスのサシェにあるカルダーのアトリエに滞在していた際に、紙葉に天然ゴムの魚とグラファイトを塗ったロープを直接押しつけて、これらのデッサンを制作しました。この素早く力強い身振りによって、ダーハムは存在の生命力を甦らせたのです。

アンジュ・レッチア
エネルギーの詩学が、アンジュ・レッチアの全作品を貫いています。
《海》(1991年)というヴィデオは、俯瞰で撮影された黒い砂浜の上に砕け散る波の白い泡を、画面の垂直方向に見せています。
 この作品は、視野の拡大を象徴しており、レッチアは時間の中に反復する運動を宙づりにしているのです。
「私の作品は、絶えず消耗し再生する瞬間のような、砂時計のようなものなのです」

ジャン=リュック・ヴィルムート 起源の探求がジャン=リュック・ヴィルムートの全作品を貫いています。彼にとっては、進歩の神話が続く技術化時代において、人間を自然の要素として考えることが重要なのです。彼の探求の中心には、自然と文化の共生の問題があります。いわゆる二律背反的なこの組み合わせから、ヴィルムートは、人間が世界に住むやり方を自覚する能力、人間がそれを取り巻く物と結びつく能力を問うているのです。
尾道では彼は、台座となるガラス板に日常のオブジェをはめ込むことによって、新しい一群の彫刻を制作しました。無数のガラスに覆われ凝結したこれらの物を前にして、「結晶の海」に思いを馳せることでしょう。

ブノワ・ラフィシェ
ブノワ・ラフィシェを見ると、芸術的活動を世界や人々と付き合う方法と理解することができます。詩的なドキュメントを作るために、ジャンルを逃れ、増幅させる方法なのです。ラフィシェとともに、エドゥアール・グリッサン[マルティニーク生まれのクレオール作家・思想家(1928-2011)]に耳を傾けると、美はあらゆる差異の秘められた集積であることが分かります。
《カヌー》は、視覚的であると同時に聴覚的でもある作品です。ヴィデオが壁に掛けられ、光線が横切る暗い面を穿っています。目印の喪失は、セネガル人の漁師が操るカヌーにおける人間の声や海の音やぶつかり合いがそこかしこで聞こえる空間によって強調されています。

ロドルフ・ユゲ
ロドルフ・ユゲの芸術は、「〜とともに」という詩的なプラグマティズムにあります。大地やその住民とともに、掘出物を見つけたときや、良い着想がひらめいたときや、難局を切り抜けたときの歓喜とともに、夢や幸福な偶然とともに、生とともに、アートを制作するのです。
 ユゲにとって、旅行は必須のものです。地球が彼のアトリエです。芸術と生の間の連続性を維持するために、彼は常にその活動領域を移します。それは、周囲の環境に応じて作り直されていく放浪者の芸術なのです。
尾道のために彼は、日本を夢見つつ、フランスの田舎のただ中のアトリエで、新しい一群の絵画と彫刻を制作しました。

田名網敬一
田名網敬一は、1950年代後半より作家活動をスタートし、60年代から70年代にかけて、そのきわめてポップなイラストレーション及びデザインで一躍有名になりました。当時よりアンディー・ウォーホルやジャスパー・ジョーンズらと交流し、「モンキーズ」のアルバムジャケットを制作するなど、その作品は国際的にも高く評価されてきました。
「僕はこれまでも一貫して、自分の記憶の深層や夢のモチーフを描くことで、日常世界と表裏一体に存在しながら、まったく異なる無意識のヴィジョン、つまり自分の内なる“異界”を描き出そうとしてきました。今回のペインティングに登場する金魚人間も、『その世界の深みからイメージを掘り起こし、自らのものとして意識的に実体化させたい』という欲求の延長線上にある存在です。その欲求の源は、戦時中、防空壕の中からアメリカの爆撃機の照明弾によって、祖父が飼っていた蘭鋳などの巨大金魚のウロコが異様に浮かび上がって見えた体験と、それによって醸成されてしまった、自分の内なる深層心理の作用にあると思います」

ドミニク・パスカリーニ
この映画は、「君を愛している」と言うに至ったある男の物語です。パスカリーニは、世界の近接視的視覚と遠隔視的視覚、現実に対する東洋的アプローチと西洋的アプローチ、親密な言葉と共有された文学を交互に登場させます。 音楽は、エレキギターの少しエキセントリックな理論の形態を取っています。

バックリンク(7) 参照(2560)

路地ニャンシャーロック
会計レジを見る








三井住友外貨宅配
メルマガ登録・解除


路地ニャン公の独り言
copyright bisansecession Powerd by