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佐藤苔助 作陶展

日本橋三越本店で第8回<さとう たいすけ作陶展>が...。
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会期/平成18年7月11日(火)〜17日(月・祝)
会場/日本橋三越本店本館6階美術特選画廊
       (最終日は午後5時30分閉場)


佐藤苔助陶歴


苔助さんと備前

 佐藤苔助さんは備前の申し子かと思う時がある。
尾道という古くからの港町に生まれ、盛んに交流する 文化の中から古備前に魅せられ、子供の頃から収集し て、既に一家言を持っていた少年は、長ずるに及び、 やむにやまれず自ら備前焼きを制作することになった。
 備前に窯を築いて、その土と格闘してきた作家の技 は次第に硬質さを増してくるようにも見えたが、近年 その土が笑みをおびて来たように感じるのは私だけで はあるまい。土自身が安心してその身をゆだね、この 男にならと気を許して、初めて見せる顔である。長い 努力の賜物には違いないが、両者の相性の良さ、長年 にわたる信頼関係の上に成立する極めて稀な成果であ る。
 土を二つ重ねて圭という。土を治める意から始まっ た言葉らしいが、土が人か人が土か、両者渾然一体と なってこそ達する境地といえよう。
 年齢も熟し、苔助さんと備前の関係もこの「圭」に 近づきつつあるようだ。「堂に入った」とはこうゆう のを言うのだろう。
 申し子という所以である。

               作家 高橋 玄洋


*このページに掲載している作品は作陶展の出品作品ではありません。









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