トップ路地(露地) > 杓屋小路

杓屋小路

「しゃくやしょうじ」は別名「叶え小路」ともいわれ....。
 杓屋小路
 杓屋小路
 杓屋小路
 長江口の東側にある磯の弁天社と薬師堂通りの東側にあり米場町から本通りに通じる小川小路を抜け、本通りからさらに旧長江通り(天神下に通じる道)に通じる小路を杓屋小路という。
 この小路にはかつて木製の柄杓(ひしゃく)をつくる職人の家が多かったことから、この名前が付いた。別名「叶え小路」とも呼ばれ、弘法大師にまつわる伝説が伝えられている。文政年間の古地図ではカナイ(叶い)小路と記載されている。
 この小路で最後の職人となった本庄さんは、柄杓のほか、神棚のお社や「田面船(たのもぶね)」も作っていたが廃業、今では「田面船」を作る技術が尾道シルバー人材センターの方に受け継がれている。



 折角だから、この「田面船」のことを少しばかり紹介しよう。
 「田面船」は、柄杓職人が片手間に柄杓の材料である薄い板で作った「千石船」で、旧暦8月1日(八朔の日)に行われる「田面の節句」に使われる郷土玩具だ。
 田面とは「田の実」のことで豊作を祈る行事。初めて男の子が生まれた農家に出産祝に、親類縁者がこの「田面船」を贈る風習があった。商家でも港繁栄、商売繁盛を願い、「田面船」を得意先へ贈答用に使ったといわれ、尾道港に出入りした千石船を形取っている。
 この「田面船」を乳児が寝ている部屋の天井に吊るし、成長し歩けるようになったら、船にしんこ細工でつくった人形を載せ、田んぼの畦道を船を引きながら神社に参詣したという。
 「田面船」はその大きさが60cm〜70cmほどあったようだが、近年、お土産用にと手のひらに載せられる小さなものも作られるようになった。

*お土産用の「田面船」は、尾道郵便局の東、土堂本通りにある「佐藤紙店」などにある。


 
路地の情報
名称
杓屋小路
約2m
長さ
約41m
動線種類直線
ほぼ直線
方向
タテ軸(南北)
こう配平坦
ゆったりとした坂
舗装地道
アスファルト
両側の建物
モルタル、木造

舗装の年季度
生活臭
尾道的風情度

バックリンク(10) 参照(3614)

路地ニャンシャーロック
会計レジを見る








三井住友外貨宅配
メルマガ登録・解除


路地ニャン公の独り言
copyright bisansecession Powerd by