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何事もなく尾道の季節はめぐる……

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小さな庭の五月の花たち/Mayflowers


小さな庭の五月の花たち/Mayflowers
ここ最近気付いたことだが、植物の生育が例年に増して格段に力強く感じるのは吾輩だけだろうか。吾輩の飼い主は、近頃何を考えているのか、口数が少なくなっている。そこで家伝の術を使い、吾輩の飼い主の脳細胞の中に分け入ってみると.....。小さな庭の五月の花たち/Mayflowers


『考え過ぎかも知れぬが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大(パンデミック)で、人類の経済活動が抑制された結果、自然環境が浄化されたという皮肉な結果?!ではないかと思うのだが…。
現在、世界での感染者数689万7225人、死者数39万9789人(NHK NEWS WEB 2020.06.07)という途方もない数字は、残念ながら、まだまだ増加して行くだろう。そして人類が作り出した生き物に例えられる経済も息絶え絶えだ。夜空に浮かぶ月からは漆黒の宇宙に浮かぶ青く美しい地球ではあるが、2019年には77億人(国連統計2020)となった人類同志が、いまだに世界ではなく、自国という枠組みに囚われ、とりわけ二大国のリーダーたちは互いに非難の応酬合戦。権力にしがみつく心狭きリーダーたちが、互いに自らを正当化し、失策を覆い隠すため国民の目を逸らそうとする常套手段だ。人類共通の敵であるはずの新型コロナウイルス(COVID-19)に地球規模で結束し、戦わなければならないときにだ。
こんな人間社会のことは、自然界にとってみれば些細なことだ。人類によってもたらされたエネルギーによって、ますます地球は温暖化し、サイクロン、ハリケーン、台風は巨大化し、高潮、集中豪雨、干ばつなどの天災が人類を襲うのだろう。人類は英知をもって多くの苦難を乗り越えてきたが、21世紀に生きる我々人類は、唯一自らの欲だけは制御できず、人類が持続できない道を選ぶ可能性があるのかも知れない。「吾唯知足」という禅の世界は、いずこにあるのか…。』小さな庭の五月の花たち/Mayflowers
小さな庭の五月の花たち/Mayflowers
小さな庭の五月の花たち/Mayflowers


と一人でブツクサ考えているところであった。
吾輩の飼い主は、随分ストレスが溜まっているようだ。くわばら、くわばら、あの混沌の世界に吾輩までも巻き込まれそうで、気分を変えて庭に咲く5月の花たちを愛でることにした。4月もいいけれど5月の花たちも、吾輩の飼い主の手入れする狭き庭で『無事澄然』、気分は晴れやかになった。
この文章は、2020年5月30日に書いたものだが、飼い主が最近かかっているグズグズ病に吾輩もかかったようで、気が付けばもう6月だ。こうなると6月の花たちも紹介するしかなくなった。

猫の額のほどしかない庭ではあるが、さまざまな花が咲き誇っている。そんな花たちに魅せられて、飼い主がガラス戸を開けたその瞬間の隙をみて、箱入りの吾輩が大急ぎで庭に走り抜け、家をぐるりと一周する大脱走を試みることがある。 成功した暁には、それぞれの花に鼻を近づけ愛でるようにご挨拶しているのだが、とんと名前が判らぬ花もある。飼い主は、浅く広くの御仁で、花の名前くらいと知ったかぶりをしているが、どうやら名前が判らず密かに図鑑をめくってはいるようだ。それにしても眉間にしわ寄せし浮かぬ顔をしているのは、まだその花の名前が判らないのだと吾輩は思っている。吾輩、路地ニャン公もたまには飼い主を喜ばせたいと思っている。その花とは、玄関口の塀の外の一等地に植えられた緑の葉の先端に黄の花を咲かせる清純派の花だ。どなたかこの下にある写真の花の名前をご存知だろうか。小さな庭の五月の花たち/Mayflowers

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