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住民投票条例制定の署名に対する尾道市議会会派の反応は?

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署名に対する市議会各派の反応/CityhallProblem13


署名に対する市議会各派の反応/CityhallProblem13

24,780筆の尾道市民の署名に対する市議会各派の反応


2015年11月25日に尾道市庁舎本館の建て替えの是非を問う住民投票の実現を目指す「尾道市民のプラットフォーム」(尾道市民6団体と個人で構成される統一名称)が、尾道市選挙管理委員会へ届けた署名は約2万5千票。これは1898年の市制施行以来の最大の市民の署名だ。
それに対し、これから重要な役割を果たす尾道市議会議議員が所属する会派の反応を知ることができた。参考にしたのは、尾道市で最も発行部数が多い中國新聞社の2015年(平成27年)11月26日(木曜日)に発行された備後本社(備後)27頁の(尾三地域)記事『議会過半数で住民投票 市民団体 否決なら解散請求も』である。
以下、記事に掲載された会派の反応をご紹介する。また尾道市議会議員の氏名と連絡先の電話番号は、2015年11月26日現在のWEBに公開されている尾道市議会「議員名簿」を参照した。

「署名に対する全7会派の代表者の受け止め」


◆創生会(8人)会長 藤本友行
『実数が正式に出てから考えたい。2万筆を目標に市民が一生懸命に集められたので意識の高さは感じる。』
藤本友行(tel.0848-37-1977)
飯田照男(tel.0845-28-0749)
宇根本茂(tel.0848-23-3625)
大崎延次(tel.0848-25-4700)
岡野斉也(tel.0845-22-9236)
田頭敬康(tel.0848-46-0470)
新田賢慈(tel.0848-44-7055)
巻幡伸一(tel.0845-24-1185)

◆誠友会(5人)会長 佐藤志行
『庁舎の新築に関しては1度可決している。こちらが納得できる理由をしっかりと説明してもらいたい。』
佐藤志行(tel.0848-73-2029)
柿本和彦(tel.0848-44-6838)
二宮 仁(tel.0848-48-2574)
吉和 宏(tel.0848-76-0215)
高本訓司(tel.0845-27-0723)

◆新和会(4人)会長 吉田尚徳
『庁舎の新築に関しては1度可決している。会派として住民投票に対しては反対の姿勢だ。』
吉田尚徳(tel.0845-24-2107)
星野光男(tel.0845-24-3393)
宮地寛行(tel.0848-38-1899)
山根信行(tel.0848-76-1755)

◆尾道未来クラブ(3人)会長 前田孝人
『庁舎整備は大事業だ。市や市議会だけでなく、みんなでじっくり考えるべきだという市民の思いの表れ。』
前田孝人(.0848-23-5400)
石森啓司(.0848-37-4396)
杉原孝一郎(.0848-45-3121)

◆公明党(3人)会長 福原謙二
『これだけの有権者の声があったという事実をきっちり受けとめる。今後の対応は会派の議員で相談する。』
福原謙二(tel.0845-22-7373)
荒川京子(tel.0848-24-1072)
加納康平(tel.0848-22-7613)

◆市民連合(3人)会長 檀上正光
『庁舎整備は1年間以上も特別委員会で議論して決めた。すぐに考えが変わるという気持ちはない。』
檀上正光(tel.0848-73-5228)
城間和行(tel.0848-37-8674)
山戸重治(tel.0848-20-5083)

◆共産党(3人)会長 魚谷 悟
『市民の関心の高さを感じる。庁舎新築の賛否の立場を問わず、市民の声に真剣に耳を傾けるべきだ。』
魚谷 悟(tel.0848-22-2810)
岡野長寿(tel.0845-22-2596)
寺本真一(tel.0848-25-3416)

人口減少が顕著な地方都市で時代錯誤のスクラップ&ビルド


70億とも80億ともいわれる市庁舎新築工事は、税金を支払う市民にとっては一大事業だ。そして約14万2千人の人口が一年間に約1,000人を超えるペースで人口減が続く小さな都市・尾道に住む市民であれば、当然のことだろう。
市議会議員の各会派や議員個人は、当然ながら市民の代表として、インターネットや人材ネットワークを駆使して、様々な問題(地盤・建築基礎工学、建築工法、市の将来財政、合併特例債、人口問題、日本遺産とモダニズム建築、議会制民主主義と主権者etc.)を研究されたものと思う。
ところが、会派の驚くべきコメントに、時代錯誤を感じざるを得ない。民主主義の根幹を否定するともとれる『住民投票否定論』だ。また市議会特別委員会の審議時間を問題にせず、初会から終会までの期間を問題にするという会派もある。これら会派は市庁舎整備検討委員会の議事録と検討委員会に提出された資料を精査したのだろうか?

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