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吾輩、ドギマギしながらバルトの女性の写真を撮ってきたが

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バルト三国のウエイトレスたち/BalticWaitress


バルト三国のウエイトレスたち/BalticWaitress
バルト三国の最初の国、エストニアの首都タリンの昼食は、高級レストラン「グロリア」の近くにある「Grilllhaus Daube」というレストランだった。 このお店ではエストニア名物のキャベツの煮物で「ムルギカプサド」が出たのだが、何故かこの料理の味は覚えていない。
ところが、このレストランは吾輩にとって実に印象深いものとなった。というのも、折角バルトの国々に来たのだから、美しい女性たちの写真を撮ることに決めていた。と、まぁここまでは勝手に思うだけでいいのだが。実は吾輩、女性にはシャイなものだから、知らない女性に対面して、正面切って撮影した経験がなかったのだ。
決めたからには、有言実行あるのみ。まずは手始めにウエイトレスのお嬢さんに試してみるか、というわけでドギマギしながら、片言英語で「私、写真撮りたい、あなたの写真、OK?!」すると、彼女はニッコリして「いいわよ!」といってポーズをとってくださった。オッホン、吾輩はパチリとシャッターを切ることができたのだ。これ以後、ウェイトレス嬢には、いつもの恥ずかしさはどこかに置き忘れ、有言実行とばかり記念写真をバチバチ収録することできたのだ。この日の夕食は、レストラン「グロリア」だったが、豪華な室内の装飾に目を奪われて料理の写真はディナーをほとんど撮っていなかった。
最後のメガネをかけた清らか容姿の女性は、バルト三国最後の訪問国となったリトアニアの首都ヴィリニュスでディナーをとったレストランのウエイトレス嬢。民族楽器を奏でる青年たちの音楽に浮かれていたら、料理の写真を撮るのを忘れてしまった。
参考までに、リトアニア第2の都市カナウスでも昼食をとったが、このレストランにはウエイターはいたが、ウエイトレスは居なかった。それから話のついでに、「グロリア」が二回も出たので、ほんの少しだけ知らない人に紹介をすることにした。
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驚くばかりの洗練されたレストラン「グロリア」とは...


店内に入ると、まるで映画の中に居るような錯角を覚えた。タキシ−ド姿で着飾った淑女のお相手をする紳士になったつもりで吾輩は椅子に座ったのだが...。右から左、上から下とキョロキョロ目玉が動いてしまうのだ。見るものすべてに魅せられて、思わずデジカメのシャッターを押し続けた。その結果が、室内の天井にはめられた大きな鏡に映るテーブルなどの写真だ。
12世紀ころから築かれてきたというエストニアの首都タリンの旧市街、その城壁に沿って建てられた石造りの建物にこの店はある。「グロリア」には海外のVIPもよく訪れるというエストニア料理の店だった。
吾輩には、「シャンパンにしよう。そうだねぇ...。ヴーヴ・クリコのシャンパンはどうかね」なんて気障な言葉は似合わない。内気で遠慮深い吾輩のこと、「最初はビール。その後、赤のハウスワインを..」というのが精一杯で。結局、チャンポンのアルコールが利いてほろ酔い加減はいい加減、と千鳥足で玄関まで出て、入り口の店の看板をパチリ!(2006年10月)
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