曇り空の上は白銀の世界
いつかは歩いてみたいと思っていた街、函館。その機会が2013年6月13日に訪れた。幸運にも札幌が会場となった今年のJTB総合提携店全国大会を利用しての一人旅である。
札幌グランドホテルをチェックアウトして、地下道を人込みの流れとは逆方向に札幌駅に向かった。改札口を抜け、プラットホームでこれから乗る列車の記念撮影をした。
●09時19分●札幌発の北斗8号に乗込んだ。指定の座席に座り、動き始めた北斗の窓から見える空は、どんよりとした重い曇り空だ。
昨日は、あの分厚い雲の上には、信じ難いほど美しく、こんもりとした白銀の世界が広がっていた。すべてを優しく包み込む、この白い世界に飛行機が着陸してくれたら...。ひとり旅は、空想の旅となる。ふと、アントワーヌ・ド・サン=テクジュペリが見たであろう眩いほど純白の世界を共有した喜びを感じていた。それにしても、機上での吾が脳細胞は血のめぐりが悪くて、カメラを手荷物で預けたトランクに入れてしまっていた。悔やんでも始まらない。このすばらしく美しい世界を心に刻むことにした。
札幌グランドホテルをチェックアウトして、地下道を人込みの流れとは逆方向に札幌駅に向かった。改札口を抜け、プラットホームでこれから乗る列車の記念撮影をした。
●09時19分●札幌発の北斗8号に乗込んだ。指定の座席に座り、動き始めた北斗の窓から見える空は、どんよりとした重い曇り空だ。
昨日は、あの分厚い雲の上には、信じ難いほど美しく、こんもりとした白銀の世界が広がっていた。すべてを優しく包み込む、この白い世界に飛行機が着陸してくれたら...。ひとり旅は、空想の旅となる。ふと、アントワーヌ・ド・サン=テクジュペリが見たであろう眩いほど純白の世界を共有した喜びを感じていた。それにしても、機上での吾が脳細胞は血のめぐりが悪くて、カメラを手荷物で預けたトランクに入れてしまっていた。悔やんでも始まらない。このすばらしく美しい世界を心に刻むことにした。
札幌から函館まで3時間半、分刻みの列車旅
今日、いよいよ函館までのひとり旅が始まった。当然ながら、膝の上には両手にしっかりと娘に貰った一眼レフを握っている。新札幌、北広島、恵庭の駅を通り過ぎて行く。車窓から見えるほとんどの民家は塀で囲まれていない。広い土地と除雪に関連があるのだろうか。いつしか雨が降り始めた。
●10時05分●苫小牧に到着。駅前にドカンと大きな煙突が聳え立っていた。王子製紙工場だ。写真を撮ろうとしたが、あまりにも大きな煙突で、どうやってもカメラに納まらない。右往左往している内に列車は駅を離れていった。
列車はずんずん室蘭本線をひた走りしたようで、どうやら海岸線に出たらしい。確かに海岸を走っているのだが、靄で期待していた海が全く見えない。がっかりしていると、馬の放牧場らしきものが見えた。
●10時23分●登別
●10時35分●東室蘭に到着。ここまで定刻より2〜3分早く運行している。雨が止んだ。日差しが感じられやっと明るくなってきて、海が見え始めた。
それにしてもこの列車、やたらとピーピー汽笛を鳴らして走る。踏切があるわけでもなく、トンネル入り口や長いトンネルの中では喧しいくらいピーピーピー。どういうわけかね?!。ひょっとして野生動物との衝突を避けるためか?
●10時54分●(定刻)伊達紋別に到着。あちらこちらに漁場で使うブイが山のように置かれている。
●11時00分●洞爺に到着(定刻より4分早い)。また靄だ。鉄道に平行して走る道路には、「函館まで59km」の看板が見える。
●12時13分●森駅に到着(定刻より4分遅れ)。空が晴れてきた。12時20分、突如、双子の峰がある山を左手に発見!!
何とも魅力的な形状だ。カメラを向けるが満足な写真が撮れない。その山が突如視界から消えた。アレレ....。鉄道が右に左に曲がりくねって施設しているせいか、あの山がこつ然と右手に現れ、数分後にはまた左手に!
凄い! こんどは美しい湖が右手に現れた。あれっ、その背後にあの山が見える。何という名の山なんだろう。それにしても美しい自然の風景だ。いつか訪ねてみたい、ゆったりとした空間。
●12時28分●大沼公園(定刻ぴったり!!)快晴。これが大沼公園なんだ。
函館が近づいてくる。列車は定刻を遵守して走っている。
●12時47分●五稜郭。
●12時51分●定刻通り、ついに函館に到着。
構内には札幌から今乗ってきた「北斗」と「白鳥」が仲良く並んでいたので、記念にパチリ。約3時間半の列車旅が終わった。
函館のヒトに尋ねた。「あの山はどういう名前の山ですか?」「あれは駒ヶ岳です。」
次につづく
●10時05分●苫小牧に到着。駅前にドカンと大きな煙突が聳え立っていた。王子製紙工場だ。写真を撮ろうとしたが、あまりにも大きな煙突で、どうやってもカメラに納まらない。右往左往している内に列車は駅を離れていった。
列車はずんずん室蘭本線をひた走りしたようで、どうやら海岸線に出たらしい。確かに海岸を走っているのだが、靄で期待していた海が全く見えない。がっかりしていると、馬の放牧場らしきものが見えた。
●10時23分●登別
●10時35分●東室蘭に到着。ここまで定刻より2〜3分早く運行している。雨が止んだ。日差しが感じられやっと明るくなってきて、海が見え始めた。
それにしてもこの列車、やたらとピーピー汽笛を鳴らして走る。踏切があるわけでもなく、トンネル入り口や長いトンネルの中では喧しいくらいピーピーピー。どういうわけかね?!。ひょっとして野生動物との衝突を避けるためか?
●10時54分●(定刻)伊達紋別に到着。あちらこちらに漁場で使うブイが山のように置かれている。
●11時00分●洞爺に到着(定刻より4分早い)。また靄だ。鉄道に平行して走る道路には、「函館まで59km」の看板が見える。
●12時13分●森駅に到着(定刻より4分遅れ)。空が晴れてきた。12時20分、突如、双子の峰がある山を左手に発見!!
何とも魅力的な形状だ。カメラを向けるが満足な写真が撮れない。その山が突如視界から消えた。アレレ....。鉄道が右に左に曲がりくねって施設しているせいか、あの山がこつ然と右手に現れ、数分後にはまた左手に!
凄い! こんどは美しい湖が右手に現れた。あれっ、その背後にあの山が見える。何という名の山なんだろう。それにしても美しい自然の風景だ。いつか訪ねてみたい、ゆったりとした空間。
●12時28分●大沼公園(定刻ぴったり!!)快晴。これが大沼公園なんだ。
函館が近づいてくる。列車は定刻を遵守して走っている。
●12時47分●五稜郭。
●12時51分●定刻通り、ついに函館に到着。
構内には札幌から今乗ってきた「北斗」と「白鳥」が仲良く並んでいたので、記念にパチリ。約3時間半の列車旅が終わった。
函館のヒトに尋ねた。「あの山はどういう名前の山ですか?」「あれは駒ヶ岳です。」
次につづく