2021年の深秋の庭
猫の額ほどしかない拙宅の庭の深秋風景を撮ってから、もう1か月が過ぎただろうか。
暦は霜月を通り過ぎ、師走もあと数日を残すだけだ。あまりにも早い月日の流れに意識がついていかない。
意識がついていかないから、どうでもいいというわけではないが、今年中にこの記事をWEBに載せなければ、われながらけじめがつかぬ、と吾輩の飼い主。
コロナ禍の2年目となった2021年を振り返ると、尾道では、例年にない大雨が降り続いた年だった。そして、その長雨がとんでもない足跡を残していた。
深秋に入り、そろそろ冬物を出してみるかと、一階の整理だんすの抽斗を開けて見けた途端、飼い主がアっと驚く我が家の一大事件が起きていたのだ。
夏が過ぎ、日々眺める日常の風景に、何だか植物が例年になく元気だなぁと感じていた。そして霜月に入り、久々に庭の草木の清々しさを写真に撮り、吾輩の飼い主はスッキリ気分で部屋に入ったまではよかったが……。
今春クリーニングに出し、一階の整理タンスの抽斗に納めていた、そのすべてのセーターに白い斑点のカビが!!.....。初めての経験で驚愕してしまった！
話はガラリと変わって、掲載している写真に話題を移そう。心にちょっぴりダメージを受けたカビ・ショック前、そうとも知らず、庭に咲いたピンク色の山茶花の美しさを家中に持ち込もうと、お気に入りのコップや花瓶に飾っては"誰でも写真家気分”で、愛用のiphoneによるパチリパチリのお任せ撮影だ。
吾輩の主人が撮った3枚の写真をお見せしている中で、壁に架けられたオリジナルのブリキアートの『おのみち花器』が目を引く。これは今年で創業100周年を迎えた内海製作所(尾道)の作品で、どれも一つとして同じものはなく、しかも時間と共に自ら文様を変容していくという希少価値のあるものだが、世間にはあまり知られていない。
吾輩の主人はこのブリキアートの『おのみち花器』に一目惚れして数年前に入手し、以来毎年花を飾っているのだが、残念ながら2021年12月31日を以って内海製作所は廃業するという。尾道からまた一つ歴史が消えていく。(在庫があるので、どれも数ヶ月は入手可能と思われる。)
暦は霜月を通り過ぎ、師走もあと数日を残すだけだ。あまりにも早い月日の流れに意識がついていかない。
意識がついていかないから、どうでもいいというわけではないが、今年中にこの記事をWEBに載せなければ、われながらけじめがつかぬ、と吾輩の飼い主。
コロナ禍の2年目となった2021年を振り返ると、尾道では、例年にない大雨が降り続いた年だった。そして、その長雨がとんでもない足跡を残していた。
深秋に入り、そろそろ冬物を出してみるかと、一階の整理だんすの抽斗を開けて見けた途端、飼い主がアっと驚く我が家の一大事件が起きていたのだ。
夏が過ぎ、日々眺める日常の風景に、何だか植物が例年になく元気だなぁと感じていた。そして霜月に入り、久々に庭の草木の清々しさを写真に撮り、吾輩の飼い主はスッキリ気分で部屋に入ったまではよかったが……。
今春クリーニングに出し、一階の整理タンスの抽斗に納めていた、そのすべてのセーターに白い斑点のカビが!!.....。初めての経験で驚愕してしまった！
話はガラリと変わって、掲載している写真に話題を移そう。心にちょっぴりダメージを受けたカビ・ショック前、そうとも知らず、庭に咲いたピンク色の山茶花の美しさを家中に持ち込もうと、お気に入りのコップや花瓶に飾っては"誰でも写真家気分”で、愛用のiphoneによるパチリパチリのお任せ撮影だ。
吾輩の主人が撮った3枚の写真をお見せしている中で、壁に架けられたオリジナルのブリキアートの『おのみち花器』が目を引く。これは今年で創業100周年を迎えた内海製作所(尾道)の作品で、どれも一つとして同じものはなく、しかも時間と共に自ら文様を変容していくという希少価値のあるものだが、世間にはあまり知られていない。
吾輩の主人はこのブリキアートの『おのみち花器』に一目惚れして数年前に入手し、以来毎年花を飾っているのだが、残念ながら2021年12月31日を以って内海製作所は廃業するという。尾道からまた一つ歴史が消えていく。(在庫があるので、どれも数ヶ月は入手可能と思われる。)
飼い主の戯言(ひとりごと)
最近、吾輩の飼い主は、吾輩には理解できぬ訳のわからぬ独り言を、誰に言うでもなく喋っている。その内容とは以下の通りである。
『新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中で猛威を振る。それは、現代社会における人類のおごりが犯してきた、自然破壊に対する逆復習というべきものではないだろうか。
願わくば、永遠に続く人類であって欲しいが、21世紀の世界の国々を動かす指導者たちをみていると、人類が自らの手で人類を滅ぼすこともあり得ることを、強ち否定もできない。善良なる先進の市民や国民も、自らの欲望に振り回され、社会規範に添うように自らの欲望を制御できる人は、そんなに多くはいないようだ。
吾輩たち団塊の世代は、21世の世界は人類にとってより良き時代になるものと夢見ていたが、とてつもなく酷い世紀になっていく様で、失望禁じ得ないのだ。
異常気象が世界中で大きな災害をもたらしている。目に見えぬ新型コロナウイルスの猛威に苦しまされ、2019年末から2021年12月まで累計の感染者数は約２億７千万人、死者数530万人となった。まさに歴史に刻まれる2年であったが、これがいつ終息するのか、いまだ分からない。
それとも、これは地球規模の自然環境の急激な異変の序曲なのかも知れぬ。嵐の前の静けさか、不思議に庭の草木は、人類とは真逆に例年になく成長力の強さを感じる。云々....』
とまぁ、こんな具合で傍で寄り添い暮らす吾輩路地ニャン公も、初冬の寒さが身にしむこの頃だ。
最後に載せた写真は、日本の食文化の風物詩といえる干し柿だ。これをじ〜と観ていると、猫の吾輩でも思わず涎(よだれ）が垂れそうで、厭なことも忘れてしまう。(2021年12月28日)
『新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中で猛威を振る。それは、現代社会における人類のおごりが犯してきた、自然破壊に対する逆復習というべきものではないだろうか。
願わくば、永遠に続く人類であって欲しいが、21世紀の世界の国々を動かす指導者たちをみていると、人類が自らの手で人類を滅ぼすこともあり得ることを、強ち否定もできない。善良なる先進の市民や国民も、自らの欲望に振り回され、社会規範に添うように自らの欲望を制御できる人は、そんなに多くはいないようだ。
吾輩たち団塊の世代は、21世の世界は人類にとってより良き時代になるものと夢見ていたが、とてつもなく酷い世紀になっていく様で、失望禁じ得ないのだ。
異常気象が世界中で大きな災害をもたらしている。目に見えぬ新型コロナウイルスの猛威に苦しまされ、2019年末から2021年12月まで累計の感染者数は約２億７千万人、死者数530万人となった。まさに歴史に刻まれる2年であったが、これがいつ終息するのか、いまだ分からない。
それとも、これは地球規模の自然環境の急激な異変の序曲なのかも知れぬ。嵐の前の静けさか、不思議に庭の草木は、人類とは真逆に例年になく成長力の強さを感じる。云々....』
とまぁ、こんな具合で傍で寄り添い暮らす吾輩路地ニャン公も、初冬の寒さが身にしむこの頃だ。
最後に載せた写真は、日本の食文化の風物詩といえる干し柿だ。これをじ〜と観ていると、猫の吾輩でも思わず涎(よだれ）が垂れそうで、厭なことも忘れてしまう。(2021年12月28日)
