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バルト三国の一つ、ラトヴィアの珍しい猫たち

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ラトヴィアの猫たち/BalticCat


ラトヴィアの猫たち/BalticCat
バルト三国の10月は、日本の冬の寒さだ。そんな寒いところで、外をウロウロしてる猫が二匹もいるとは思わなかったが....。ここラトヴィアの首都リガにも吾が一族が、車の下で寒さを避けてエンジンの余熱で暖をとり、ジッとしているのを発見!この二匹は、自然の寒さだけでなく、世間の寒さにも甘んじているようで、毛並みに苦労が滲み出ている。ラトヴィアの猫たち/BalticCat

隣国エストニアの首都タリンでは、イタリアの名車マセラティやBMWの高級車をちょこちょこ見かけたが、リガにも結構、カッコいい車が路上駐車してあった。同じ車の下で暖をとるのであれば、『高級車の下で...』と思うのは吾輩だけではないようで、走り去った名車の温もりを記憶の中で楽しんでいるかのような猫が居た。
さてさて、こんな寒い国で二匹の猫に逢えただけでも幸いと喜んでいたら、出くわしたのだ。5〜6匹は居たろうか。丸々とした猫たちが教会の前の芝生でお婆さんに餌をいっぱい貰っていた。どうやらこの界隈を根城にしている路上ニャン公たちと拝見した。我が物顔にジャレあうもの、鳩と競争で餌を取り合うもの、またその餌をついばむ鳩を狙っているものなどさまざまだ。
そんなこんなで、『落ち着いた街には猫がつきものなんだニャン』と納得していたら、そんなもんじゃ、なかったのだ。この街には、まだまだもの珍しい猫たちが居たのだ!!
『オッホン、グリムの童話を知っているかな? ほれ、あのブレーメンの音楽隊』と云いたいが、吾輩もあまり知らなかった。ドイツのブレーメンの市庁舎前にあるものと同じオブジェが、ここリガにもあるのだ。なぜあるのかって? 実は、ブレーメンとリガは姉妹都市縁組を結んでいる、その証なのだ。
ブレーメンの音楽隊は、下からロバ、イヌ、猫、一番上がニワトリの順だ。本家ブレーメンの音楽隊とリガの音楽隊を見比べると、リガはド迫力があり怖そうだ。そしてブレーメンではロバの前脚が光っているそうだが、このリガではロバの鼻も光っていた。どこの世界も考えることは同じで、「触りながら念ずれば、願いごとが叶う」ということらしい。ラトヴィアの猫たち/BalticCat

ここリガでも変わり種の猫が居たのだ。次に見つけたのは、何百年と屋根の下に降りたことが無いという猫。とんがり帽子屋根のてっぺんに居て、絶景かな絶景かなとシッポを立てて喜んでいるように見えるのだが...。本当は寂しいに違いない。
最後に宝石のような猫をご紹介するとしよう。実は最初は気付かなかったのだ。琥珀で作られたヴァイオリンに気をとられ、デジカメをパチリ。そしてじっくりと眺めていたら、何だか、横に猫らしきものが映っている。そこで初めて琥珀猫を発見した(反対側には琥珀豚が..)というのが真相なのだ。(2006年10月)
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